屋根点検とは

今回も東広島市の点検作業の現場レポートをお伝えします。

前回までの点検作業で、スレート屋根の塗膜の劣化、棟板金の釘浮き、板金接続部のコーキング剥離、ドーマー窓の周囲の雨仕舞いの劣化など、全てにおいて劣化していました。

前回のドーマー窓の点検現場レポートをご覧になりたい方はこちらからどうぞ！

屋根の点検作業は、雨の時は屋根が滑るので出来るだけ行わないようにしております。

ハシゴを立てて、そっと歩きながら隅々まで細かく目視で見ていくのが確実な点検方法です。

時には部材を触ってみたりして劣化状況を確認しないと分かりずらいこともたくさんあります。

点検は、ドローンのような画像だけではなかなか判断しにくい部分もあるので、実際に上って、見て、触ってという作業が肝心になってきます。

スレート屋根の耐用年数

皆さんのお家の屋根はスレート屋根でしょうか？

スレート屋根は、安価で施工できるため新築住宅でも採用されることが多い屋根材です。

時代とともに少しずつ耐用年数も長い製品が開発されていますが、やはり古いスレートの寿命は短命です。

10年ごとを目安に塗装のメンテナンスをしっかり行なっていれば、屋根材の素材自体は長持ちします。

しかし、ボロボロになるまで放置していると寿命は短くなってしまい葺き替えやカバー工法などで対処するほかなくなってしまいます。

スレート屋根の本来の耐用年数は、20年程度といわれていますがそれもメンテナンス次第です。

今回点検させていただいた屋根の状況は塗装のメンテナンスが遅れてしまった結果劣化が激しくなっていました。

スレート屋根の家は、10年ごとには必ず点検し塗装のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

スレート屋根の場合、気をつけなければならないのが、雨の浸入を防ぐ板金です。

固定している釘が浮いていたり、コーキングが剥離していたりではせっかくの雨仕舞いが台無しです。

雨水を止めて中に浸入しないようにするのが、板金の役割なのでそのメンテナンスも塗装時にしなければいけません。

スレート屋根は雨仕舞いの板金とともに、定期的な点検が必要というわけです。

一度点検しておいた方が良いと思っておられる方はこちらの無料点検を参考にしてください。