ガルバリウム鋼板の金属屋根でカバー工法が完成！

今回の現場レポートは、前回に引き続き広島市南区の貸倉庫の現場からお伝えします。

倉庫の屋根は波型スレートという、アスベストが混入されている屋根材で撤去するためには様々な問題がありました。

既存の屋根を撤去する際のアスベストの飛散がないようにするには、大勢の作業員が厳重な防護をして望まなければなりません。

その人件費やアスベストの処理費用などが高くなり予算に合わない。

貸倉庫なので作業を止めたくないため工事期間をできるだけ短縮したい。

というような条件を考慮するとカバー工法がベストの選択と判断しました。

今回は、完成した模様をお送りいたします。

綺麗に完成したカバー工法とアスベストの問題

左の画像は綺麗に棟板金が設置された様子で、右側の画像はケラバ部分の収まりを移した画像です。

綺麗にスッキリと設置されていて、見た目の美観もよくなっていることが伺えます。

カバー工法なので、この新しい屋根材の下には既存の波型スレート屋根があります。

二重になっているため、屋根そのものの重量は増えてしまいましたが、ガルバリウム鋼板の屋根材なので軽量でずっしり重くなった印象はありません。

カバー工法は、このような軽量の屋根材でなければならないので、カバー工法を選択する場合は屋根材の選択に注意しましょう。

耐震性の高い建物であれば何の問題もなく施工できますが、築年数の古い建物や耐震性が低い建物は耐震診断が必要な場合もあります。

一概に、アスベストが混入している屋根材だから、全てカバー工法にしなければならないわけではありません。

アスベストが入っている屋根材を撤去する場合でも、正しい方法で行えば費用はかかりますが可能です。

住宅で後世に建物を継承していく場合などは、今のうちに撤去しておくと子供の代まで負担をかけなくて済むという考え方もあります。

スレート屋根のアスベストの問題は、これから先もまだまだ続くので専門業者に相談することをおすすめします。

見事に完了しました！

最後に、豪快でシンプルなガルバリウム屋根材の完成した画像をご覧ください。

シルバー色で倉庫に似合う細かいピッチのデザインがとてもしっくりきます。

倉庫や工場だけではなく、一般の住宅にもガルバリウム鋼板はカバー工法が可能です。

スレート屋根やトタン屋根などにカバー工法は適していますので、劣化が気になる方や耐用年数が過ぎている場合は一度無料点検をおすすめします。

詳細はこちらをご覧下さい。

前回のカバー工法の記事はこちら