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岡山市南区でマンション屋根からの雨漏り、箱樋排水ドレンが原因？
更新日：2021年7月28日
岡山市南区でマンション屋根からの雨漏り調査の依頼です。3階建RC構造のマンションです。屋根材は中央部が折板屋根、周辺部の一部分はカラーベスト。折板屋根水下には箱樋があります。雨漏り箇所は箱樋の排水ドレンの下部、原因は排水ドレンの不具合でしょうか。屋根上に上がり確認していきます。
内廊下の天井を見ると大きな雨浸みが見られます。かなり以前から漏れていたのでしょうか、かなり濃い浸みとなっています。居室ではないので、しばらく放置されていたのでしょう。位置を確認して屋根に上がります。
屋根は大型物件でよくみられる折板屋根です。勾配は緩く、水下には箱樋と言う板金成型の溝があります。勾配があり排水ドレンから竪樋を通って地上に降りてきます。箱樋からの雨漏り原因として多い現象は排水ドレンが長年のごみ、異物により詰まり、雨水が軒先部分迄溜まり、軒先から小屋裏へ雨水が逆流し雨漏りとなる事がよくあります。また、箱樋にある継ぎ目の不具合により、継ぎ目から雨水が漏れる現象も発生します。箱樋はその構造上、どうしても雨漏りのウイークポイントとなってしまいます。対策としては、定期的な点検、箱樋とくにドレン部の清掃と言ったところでしょうか。
形状の複雑な屋根ですので、箱樋も数か所あります。それぞれ長さに応じた数のドレンが設置されています。
箱樋端部にドレンがあります。天井浸み部分の上部です。見ずらいのですが、手で触ると多くのごみで覆われていました。とても水が流れる状態ではありませんね。応急処置として、ごみを撤去しました。竪樋内部に詰まりがなければいいのですが。
竪樋です。流れる水量の為、一般的な住宅より一回り大きなサイズです。雨漏り補修として、まずはドレン清掃後、水を流し確認します。箱樋のジョイント部も確認ですね。現在、雨漏りの症状がなくても箱樋形状の屋根で気になられるようでしたら点検のご依頼を頂ければお伺いさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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