外壁塗装の施工前に雨が建物内に漏水するような穴や隙間がないか、コウモリやイタチなど獣が建物内に侵入しそうな場所がないか入念に確認していきます。
外壁塗装や屋根工事をする際に足場組むタイミングが絶好の調査のタイミングですので施工前に必ず調査されることをお勧めします。


画像は軒裏の構造体の梁と外壁の取り合い部分の隙間です、隙間の幅は10ミリ以下なので獣が入る可能性は非常に低いですが、風が強く吹き、雨が吹き降るとこの隙間から天井裏に雨水が侵入して雨漏りを引き起こす原因になる可能性がありそうです。

下屋根の画像、こちらも外壁との取り合い部分、平板瓦葺きの壁際部分の収まりです。一部しっくいの剥がれが確認できました。
瓦下に設置されている水を排水するための捨て水切り板金の下にも隙間があることが確認できました。
この場所は水を排水する場所なので入念にチェックして漏水しそうな場所があればしっかり塞いで漏水しない状態に施工します。

窓上の雨避けにもなっている板金庇の端部の画像です、この部分はモルタルやコーキングが詰められていないことが多く外壁の雨漏りの原因になることの多い場所です、今回はモルタルが詰められているようですが念のためコーキングを詰め直し確実に隙間を塞ぎます。

エアコンの穴が専用のパテで塞がれていますが劣化しているようなのでここはプラスチック製のキャップで塞ぐことで再度利用するときも容易に使えるようになります。