台風被害×火災保険の完全攻略ガイド｜街の屋根やさん京都南店公式版

まずは48時間アクションプラン（拡大防止義務）

1. 安全確保：落下物・感電・転落の恐れがあれば近寄らない

2. 応急処置：ブルーシート・飛散防止シート（領収書を保管）

3. 証拠保全：被害前後のわかる写真・動画を時系列で撮影

4. 点検依頼：専門業者の無料点検 → 報告書化

5. 申請準備：見積・報告書・写真をひとまとめ（後述「5点セット」）

✅ 応急処置費用や養生は、拡大防止費として認められる場合あり。必ずレシート・領収書を保存！

申請で強い！提出物「必須5点セット」

• 被害写真（全景・中景・近景・スケール入り／濡れ跡の時系列）

• 被害状況報告書（第三者視点の事実記載／原因・影響・緊急度）

• 修理見積書（部位・数量・単価・労務費・足場・養生・廃材処分を明細化）

• 気象根拠（台風の発生日・最大瞬間風速などの記録※入手できる範囲で）

• 応急処置の領収書（ブルーシート・養生資材・出張費 等）

そのまま使える：被害状況報告書テンプレ

写真の撮り方：OK／NG早見表

• OK：全景→中景→近景→傷のクローズアップ→室内の濡れ→屋根裏の濡れ筋（順番が分かる）

• OK：スケール（物差し）やコインでサイズ比較、同一アングルで晴天時と降雨直後

• NG：傷だけの接写で場所不明／暗くて判別不能／編集でトリミングし過ぎ

否認されやすい理由と“回避メモ”

スケジュール目安（混雑期でもブレない進め方）

• Day0–2：点検・撮影・応急処置

• Day3–5：報告書・見積作成、申請

• Day6–20：保険会社審査／必要に応じ鑑定人立会い

• 承認後〜：資材手配→着工→完了報告

混雑時は鑑定まで2–4週間伸びることも。応急処置の維持写真を途中で追撮すると安心。

お金の話を具体例で

• 例A：見積60万円／免責1万円 → 支払見込59万円

• 例B：原状回復45万円＋任意で高耐久材へ差額10万円 → 保険45万＋自己負担10万

• 例C：応急処置5万円のみ先行 → 後日本復旧と合算申請（領収書必須）

※契約内容により免責・限度額・対象範囲は異なります。

よくある“上級”質問（踏み込んだ回答）

Q. 何度も申請すると保険料は上がる？
A. 住宅の火災保険は自動車の“等級制”のような仕組みは一般にありません。申請で直ちに保険料が上がることは通常ありませんが、商品改定や更新条件に影響する可能性はゼロではありません。

Q. 雨漏りが進行して内装も傷んだら？
A. 風災起因が立証できれば付随する内装補修が認められるケースあり。天井クロスのシミ拡大の時系列写真を残しましょう。

Q. 地震で緩んだ瓦＋台風で被害…どっちで出す？
A. 原則、直接の原因で判断。地震起因は地震保険、台風起因は火災保険（風災）。発生時期・症状の違いを分けて記録するのがコツ。

まとめ：証拠は“客観性＋時系列”が命