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常陸太田市でのスレート屋根改修カバー工法は粘着式防水紙を使用
更新日：2021年5月27日
こんにちは。街の屋根やさん水戸店の田村です。常陸太田市でスレート屋根（パミール）の屋根改修カバー工法が始まりました。先週から工事を行なう予定でしたが、雨の影響で順延となっていました。
お客様の屋根材はスレート屋根（ニチハ社のパミールという商品）で表面剥離（ひょうめんはくり）を起していますので、粘着式防水紙を使用します。
スレート屋根改修カバー工法
粘着式防水紙のタディスセルフカバー
スレート屋根材のひび割れ・屋根材の反り・剥離のあるノンアスベストのスレート屋根では、是非おすすめしたい改修カバー工法用の粘着式防水紙です。片面（裏面）が粘着シールになっている防水紙で、タッカーや釘を使わないので穴をあけずに防水シートを貼る事が出来て、ずれないのが特徴になります。
既存のスレート屋根材は剥離しているので、剥離の防止にもなります。
2人がかりで行なう粘着式防水シート貼り
2人がかりで行なわなければ綺麗に施工できません
剥離したスレート屋根の軒先（のきさき）から貼っていき、水下と水上が重なりあう防水紙の重ね代を20cm以上確保します。
また、スレート材には段差があるので、その段差もしっかりと粘着防水紙を密着させて貼り合わせていきます。
剥がす・貼り付けるの作業がありますので、2人でこの作業は行ないます。釘やタッカーを使わず貼り付けるので、釘穴などの箇所からの雨漏りの心配もありません。
軒先（屋根の先端部）に付ける唐草板金
ケラバ（屋根の端部）に付けるケラバ板金
スレート屋根改修カバー工事で、粘着式防水紙と平行して軒先の唐草板金とケラバ板金の取り付けを行なっていきます。軒先唐草板金は、軒先に到達した雨水を裏側の木部（破風板等）が吸い上げないように確実に雨樋に落とすために取り付ける部品です。
またケラバ板金を取り付ける目的は、軒先唐草板金と同じように、雨水を内側の木部に触れさせないようにするものです。
スレート屋根に使用する唐草板金とケラバ板金は、雨を防ぐだけでなく木部を守る役割も持っています。
取り外したスレート屋根の棟板金
棟板金下地の貫板
スレート屋根改修カバー工事の工程の一つである、棟板金を外す作業を行なっていきますと、下地である貫板に雨染みが確認できます。棟板金のジョイント部に雨仕舞いコーキング（シール）が施されていなかったようなので、雨水が浸入したようです。
しわが無く綺麗に防水紙を貼り終えた様子
スレート屋根は粘着式防水シートが貼られました
本日はここまでですが、天気も続きまそうなので、明日からはスレート屋根にガルバリウム鋼板をカバーする作業が出来そうです。屋根に使用する部材は、一つ一つ意味や役割がある事を「常陸太田市でのスレート屋根改修カバー工法は粘着式防水紙を使用」で分かって頂けたと思います。
スレート屋根でのお困り事や聞きにくい事などありましたら、お気軽に街の屋根やさん水戸店までご連絡・ご相談ください！メールでも受け付けております。
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