茨城町 棟板金が浮いている？釘抜けが起こる原因と放置の危険性について
更新日：2025年11月25日
棟板金は、スレート屋根や金属屋根の頂上に取り付けられるカバーのような部材です。
・雨水の侵入を防ぐ
・風で屋根材がめくれないよう抑える
・屋根の端部を美しく見せる
といった、とても重要な役割を持っています。
しかし、この棟板金を固定しているのは「釘1本1本」。そのため、年月や環境の影響で徐々に緩んでしまうんです。
茨城町は海沿いほどではないものの、季節風の影響で突風が吹くことが多い地域です。
棟板金は風をまともに受ける位置にあるため、
1. 風が吹く
2. 棟板金が揺れる
3. 釘が少しずつ引っ張られる
4. 抜けやすくなる
という流れで緩んでいきます。
金属製の棟板金は、夏は膨張→冬は収縮という動きを繰り返しています。
この「伸び縮み運動」が釘を少しずつ押し出してしまう原因に…。
特に黒・こげ茶・濃色の棟板金は、温度変化の影響を受けやすいと言われています。
釘は棟に直接刺さっているわけではなく、内部の貫板（ぬきいた）に固定されています。
古い屋根の多くは木製貫板が使われており、
・雨水を吸って腐る
・乾燥して痩せる
・シロアリ被害を受ける
という理由で、釘を保持する力が弱くなってしまいます。
茨城町は地震の多い地域でもあります。
小さな揺れでも蓄積すると、棟板金が動き、釘の緩みにつながります。
釘が抜けると、棟板金がバタバタと浮き始めます。
そのまま強風にあおられると…
➡屋根から棟板金が飛んで落下
➡人や車に当たると大事故に！
実際に茨城県内でも、強風などにより棟板金が飛散する事故が多数起きています。
棟板金が浮くと継ぎ目から雨が入り込み、『貫板が腐る→野地板が傷む→天井裏に雨染み→最終的には雨漏り』という流れで被害が広がります。
雨漏りは気づいた時には、内部がボロボロというケースも…。
釘抜けの段階なら軽い補修で済みますが、
・木下地の腐食
・棟板金の飛散
・屋根材の破損
まで進むと、費用は数倍に膨れてしまいます。早めの点検が一番の節約になるんですね(๑•̀ - •́)و✧
比較的軽度な場合に対応できる補修です。
釘ではなくビスで再固定することで、抜けにくくなります。
変形やサビ、飛散跡がある場合は交換が必要です。その際は、下地である貫板も木製から樹脂製に取り換えます。最近は、
・木製のように腐食しない
・湿気に強い
・耐久性が高い
・ビスがしっかり効く
というメリットから、樹脂製貫板が主流になっています((*^^)v
棟板金の釘抜けは小さな症状に見えますが、『飛散事故・雨漏りの発生・内部構造の腐食』につながる、とても危険な劣化です。
特に茨城町のように風の影響を受けやすい地域では、「おかしいな？」と思った時の点検が、屋根全体の寿命を延ばしてくれる最良の行動だと思います。
街の屋根やさん水戸店は、茨城町全域で無料点検・無料お見積りを承っております。
気になる症状があれば、いつでもお声がけくださいね。
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