水戸市 屋根のカビやコケを洗浄！屋根カバー工法前にこだわりの下処理
更新日：2025年10月14日
築30年のスレート屋根は、表面の塗膜がほとんど剥がれた状態でした。
元の色が分からないほど、屋根全体がくすんだ黄色に変わっています(>_<｡)
スレート屋根は塗装により防水性が保たれていますが、経年で剥がれてしまうと、基材のセメントが常に湿気を含むようになり、カビやコケが繁殖しやすい環境になります。
雨漏りはまだ発生していませんが、このまま放置してしまうと屋根材が脆くなり、雨水をしっかり受け止められなくなる恐れがあります。
スレート屋根の寿命は、一般的に30年前後といわれています。
屋根材そのものが健全に見えても、その下に敷かれている防水紙（ルーフィング）は、すでに耐用年数を超えているケースがほとんどです。
今回は屋根全体を守るために、軽量で非常に耐久性の高いエスジーエル鋼板を使ったカバー工法（重ね葺き）をご提案しました。
屋根カバー工法というと「新しい屋根を被せる」工程が注目されがちですが、実はそれ以前の 下処理こそが施工の良し悪しに大きく影響します。
既存屋根の汚れやカビをしっかり落としておかないと、防水紙が密着しにくくなり、長期的な防水性能にも影響が出てしまう可能性があります。
そのため、当店ではどんな現場でも「洗浄工程」をとても大切にしています。
こびり付いたカビやコケは、家庭用のホース程度では落としきれません。
今回の施工では、プロ仕様の業務用高圧洗浄機を使い、スレート一枚一枚を丁寧に洗い流しました(๑•̀ - •́)و✧
高圧洗浄中（屋根平部①）
高圧洗浄中（屋根平部②）
高圧洗浄中（屋根平部③）
高圧洗浄中（棟板金付近）
洗浄前と比べると、屋根本来の素材の色がはっきりと見えるほどキレイになりましたね((*^^)v
高圧洗浄後、すぐに新しい防水紙を施工してしまうと、下地に残った水分が蒸発して膨れや密着不良の原因になることがありますので、しっかりと乾燥時間を確保。
この「しっかり乾かす」というひと手間が、後々の仕上がりと耐久性を大きく左右するんです。
屋根全体がすっきりと洗い上がり、下処理が完了しました。このあとは、防水紙（ルーフィング）の敷設と金属屋根材の施工へと進んでいきます。
続きの工程については、また改めて詳しくご紹介しますのでお楽しみに！
水戸市の住宅では高圧力の業務用洗浄機で汚れを落としましたが、劣化が進んで層間剥離を起こしている屋根材や、ボロボロに脆くなっているスレートの場合には、高圧洗浄はかえってリスクになることがあります。
強い水圧を当てると簡単に割れたり、表面がはがれてしまいます。
そうなると屋根の下地が露出してしまい、逆に施工範囲が広がってしまうことも…。
その場合の対処法は、手作業による洗浄です。デッキブラシなどを用いて、脆くなった部分に注意を払いつつ丁寧に汚れを除去するんです。
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