日立市 屋根を新しくするため厚型スレート瓦を撤去し野地板を増し張り
更新日：2025年8月7日
お住まいは、築40年以上経過した厚型スレート瓦屋根でした。
お客様は『これまで何度も不具合が起きて部分的に修理してきたが、そろそろ限界か？』と、屋根の劣化をご心配の様子です。
今回の雨漏りは、防水紙（ルーフィング）が劣化して破れたのが原因でした(//∇//)
無料調査では、部分的な葺き直しもご提案。しかしながら、お客様は『もう雨漏りの心配はしたくないので、思い切って屋根を新しくしたい』と、屋根を新しくする『葺き替え』をご決断をされました。
また、お客様は軽量屋根材をご希望です。
実は、『葺き替え』により屋根を新しくするなら、屋根を軽くする方法をおすすめしているんです。それはなぜでしょうか？
足場の仮設を終えると、さっそく既存の屋根材の撤去開始です。
まず、屋根の一番てっぺんにある棟から解体しました。
棟の解体を終えると、平板の厚型スレート瓦を取り外していきます。
厚型スレート瓦は、セメント瓦とも呼ばれていて、1平米あたりの重さが約45〜50kg。かたやガルバリウム鋼板屋根は、1平米あたりの重さが約5〜6kg！ぜんぜん違いますよね（≧∇≦）
これだけ重いと厚型スレート瓦を手作業では下ろせないので、昇降機を使用して下まで運搬しました。
厚型スレート瓦を撤去すると、防水紙が出てきました。
防水紙は、雨漏りを防ぐ最後の砦（とりで）です。今日まで頑張ってきたので、もうかなりボロボロ・・・お疲れ様でしたm(_ _)m
ちなみに、防水紙の耐用年数は約20年。築年数20年を超えたら、防水紙の劣化による雨漏りのリスクが高くなってきますよ〜
古い防水紙を取り除くと、昔ながらのバラ板の野地板（のじいた）が出てきました。これが、屋根の土台です。
昔に建てられた住宅は、バラ板（約90～120㎜にカットした細長い木材）が主流で、通気性を確保するためにわざとすき間が設けられていました。
そもそも野地板って、どのような役目があるのでしょうか？
屋根の下地を強化するため、12㎜厚の針葉樹構造用合板を使用して、野地板を増し張りしました٩( 'ω' )و
屋根を新しくする『葺き替え』だと、あわせて野地板が強化できるので、将来の安心につながりますよ〜
野地板の増し張りを終えました。なんだか新築のお住まいみたいですね♪
この後、防水紙を敷いてから、新しい屋根材を葺いていきます。
続きは、工事が完成したらご報告いたします^^
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