ひたちなか市 棟板金を解体すると下地の木製貫板が漏水していました
更新日：2025年7月22日
屋根カバーは、重ね葺き工法ともいい、既存の屋根を残したまま新しい屋根材を葺く方法です。
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写真のように、屋根カバーではスレート屋根に防水紙を直接敷設しますが、その前に棟板金を撤去します。
こちらは、棟違い部分の棟板金です。
屋根の端部を保護するケラバ板金とのつぎ目に、防水目的でコーキングが充填されています。
しかし・・・どう見ても雨水が入ってしまいそう・・・
このような複雑な構造をしている箇所は、実際雨漏りしやすいんです。
注意しながら棟板金を取り外すと・・・
やはり雨水が漏水して、下地の木製貫板が腐食していました( ；∀；)
大棟（屋根の一番てっぺんにある棟）の貫板も、同じように雨水で腐っています。
ところで、貫板って一体何のために取り付けられているのでしょうか？
こちらのお住まいで一番ひどい箇所の貫板は、漏水で腐ってボロボロになっていました(//∇//)
手で触ると、簡単にバラバラになってしまいました。
ところで、貫板が腐るとどのようなトラブルにつながるのでしょうか？
棟板金は、釘やビスを貫板に打ちつけて固定しているので、貫板が腐ると釘やビスで固定できなくなります。
実際、棟板金を撤去する際、あちらこちらで釘が抜けていました><
釘やビスが抜けるだけでなく、最悪の場合は強風で棟板金が飛散することもあるんですよ。
棟板金に、
○釘やビスの抜け・脱落
○棟板金の浮き
○強風時のバタ付き
を見つけたら、早めに点検して修理しましょう。もちろん、15〜20年を目安とした棟板金のメンテナンスも大切です！
こちらが、今回ご用意した防水紙、『田島ルーフィングさんのタディスセルフ』です。
タディスセルフは、粘着式のアスファルトルーフィングで、スレート屋根に直接貼り付けます。施工が容易なうえ、屋根に貼り付けると数時間で強力な粘着力と防水効果を発揮する優れた防水紙です٩( 'ω' )و
防水紙を屋根の隅々まで敷設します。
弱点部分の棟は、しっかり防水紙を重ねました。また、屋根と壁の取り合い（境目部分）には、防水紙を立ち上げて雨水対策を施しています(^_^)v
防水紙を敷設しただけでも、雨漏りが防げるんですよ〜
本日は、ここまでです。屋根カバーが完成したら、また報告しますね。
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