日立市 割れやすい屋根材スぺリアルNEO！カバー工法前の洗浄工程
更新日：2025年6月26日
屋根カバーを行う際、最初の工程となる洗浄作業。なぜ工事の前に屋根を洗わなければならないのでしょうか？
その前に、屋根カバー工法について少しだけご説明しますね。
古い屋根材をそのまま残し、その上から新しい屋根材を重ねる施工法を「屋根カバー」と言います。
撤去や廃材処理のコストがかからず、工期も比較的短いため人気が高く、築20年以上が経過したスレート屋根によく選ばれているリフォーム方法です。
屋根が二重になるので、軽量の屋根材を使用します。
撤去や廃材処理のコストがかからず、工期も比較的短いため人気が高く、築20年以上が経過したスレート屋根によく選ばれているリフォーム方法です。
屋根が二重になるので、軽量の屋根材を使用します。
そのままで本当に大丈夫？既存屋根のカビや藻などの汚れ！
長年にわたり雨や強風、紫外線から家を守ってくれた屋根には、たくさんの汚れが付着しています。
新しい屋根で覆ってしまうと、古い屋根の汚れは見えなくなりますが、カビや藻、苔などが付着したままでは気分的にちょっと…(๐•̆ •̆๐)
お客様はせっかく費用をかけてメンテナンスをするのだから、見えないところもできるだけ手をかけたい！という考えの元、当店ではカバー工法を行う際に古い屋根の洗浄を行っているんです。
通常屋根洗浄を行う際には、業務用の高圧洗浄機で一気に汚れを吹き飛ばしたくなるもの。でも…日立市の屋根は「スぺリアルNEO」という種類のスレートです。
スぺリアルNEOは、アスベスト含有→ノンアスベストへの切り替わりの時期に製造された屋根材です。
アスベストを含まないことから、安全という印象がありますが、開発が急がれたため実際には強度が低く、年数が経つと次のような問題が起きやすいという弱点があります。
✓経年劣化で、表面に色褪せや欠けが発生しやすい
✓吸水性が高まり、苔やカビが発生しやすい
✓不規則なひび割れが増発、拡大する
細かなスリットが入っているので、ただでさえ割れやすいスぺリアルNEO。このような状態で、威力抜群の高圧洗浄をかければ、たちまち広範囲に破損してしまう危険性も…！
業務用の高圧洗浄機
破損の心配のない軒天に使用
では、屋根の方はどのような方法で汚れを落とすのでしょうか？
ずばり！ひたすら手作業です(*'^'*)」
多種多様な屋根の特性を熟知しているからこその判断なんですよ～。
ホースから弱めの水を流して屋根を濡らした後、デッキブラシを用いて1枚1枚、破損に気をつけて優しく丁寧に洗い流します。
屋根の汚れを落とすだけで、今回は半日かかりましたが、これも職人としてのこだわりです。
手間がかかっても、「お任せいただいた限りは最善を尽くす！」が当店のモットーなんです。
カビも綺麗に除去できたスぺリアルNEO
洗浄後は十分に乾かしてから防水紙を敷設
最近は、同様に「洗浄してからカバー工事を行う」という業者さんも増えてきました。
単に価格だけでは推し量ることができないのが屋根工事。だからこそ、もし屋根カバー工法を検討される際は、ぜひ次のポイントも参考になさってくださいね。
✓既存屋根の洗浄は行うのか？その方法は？
✓屋根材の種類や状態に応じた作業ができるのか？
✓屋根の種類・特徴を説明できる業者なのか？
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