水戸市 太陽光パネルと瓦の間の鳥の巣対策相談！最善の対策法は！？
更新日：2025年5月26日
現地に到着してお話を伺うと、『毎年、スズメが屋根に巣を作るので困っている。ベランダに雛の糞や巣材のワラが落ちてきて、洗濯物もおちおち干せない状態』とのことです(//∇//)
スズメの繁殖期は、3月〜8月。洗濯物をしっかり干せる時期と重なっているので、悩みの種となりやすいんです。
使用されている屋根材は、凹凸がなく、すき間が少ない平板瓦です。
最近では、昔ながらの和瓦の屋根が少なくなってきたので、スズメも巣作りをする場所探しに苦労しているそうです。建物の近代化も、スズメの減少の原因だとか・・・
屋根には、太陽光パネルが設置されていました。
環境に優しく節電に効果を発揮するものの、野鳥が繁殖する季節になると営巣対策の相談が急増する一因となるんです。
こちらのお住まいも、すき間が少ない平板瓦なので、太陽光パネルが疑われます(>_<)
近づいてよ〜く見ると、パネルの間からも巣と思われる藁が・・・
スレート屋根や金属屋根も、野鳥の巣作りが構造的に難しいものの、太陽光パネルがあると状況は一変します。
傾斜になっている上部の隙間を測ってみると、約9㎝ありました。
地上から見ると、すき間が狭いように見えますが、実際はそこそこの大きさです！
また、スズメのような小型の野鳥は、2.5㎝あれば内部に入り込むことができるといわれています。太陽光パネルは、雨風がしのげて日陰にもなるので、野鳥にとってちょうどよい環境です。
太陽光パネルを、様々な位置から覗き込んでみました。
光がしっかり差し込んでいる部分には、スズメの巣はありません。
場所を変えて見ると、先ほどよりも光が遮られ、少し暗い部分がありました。環境が適しているのか、営巣用の巣材が大量に持ち込まれています（ ; ; ）
ところで、屋根に野鳥が巣を作ると、どのようなトラブルが発生するのでしょうか？
屋根の野鳥の巣は、今回のお客様のように糞害や藁などの飛散のほか、騒音やダニといった問題があります。また、巣のある部位によっては、糞や湿気によって建材を傷めることもあるので、注意が必要です。
スズメなどの野鳥は、鳥獣保護法の対象となっていて、捕まえたり、飼ったりできないほか、繁殖期の巣の撤去も禁止されています。このため、ヒナの鳴き声がうるさくても、すぐに撤去というわけにはいきません。被害が著しい場合は、法令等にのっとり自治体に手続きをして対処しましょう。
関連記事➤屋根に作られる鳥の巣対策！撤去は可能？
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こちらの現場の対策は、太陽光パネルを一度取り外して巣を撤去し、屋根を洗浄した後にすき間から入れないようにネットをかける方法です。
ただし、二階建てなので、作業用足場を仮設しなければなりません。
実は屋根工事では、足場の仮設費用は、工事費の中でも大きなウエイトを占めています。場合によっては、鳥の巣対策費用よりも足場の費用の方が高くなることもあるくらいです。
『足場を必要とする屋根工事や外壁工事をまとめて実施する』のが、お住まいのメンテナンスコストを節約するコツですよ(๑>◡<๑)
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