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水戸市でモニエル瓦屋根の葺き替え着手の様子!釘が抜けた棟下地の状態
更新日:2024年7月18日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は葺き替え工事が始まった水戸市の現場より、屋根材の解体から撤去までの様子をお届けいたします。
一見大丈夫そうな屋根でも、ある程度の築年数が経つと、得てして下地になにかしらの問題が発生しているケースが多いものです。
水戸市のお宅はどのような状態だったのでしょうか?今回はその点も併せてお伝えしたいと思います(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
屋根の葺き替えに着工した水戸市の住宅は、築30年が経過したモニエル瓦屋根です。
そろそろメンテンスが必要かもしれないとお考えになったお客様よりご相談をいただき、無料調査を実施したところ、不具合箇所がいくつか見つかり、屋根材の下の防水紙もすでに寿命を超えていることから、葺き替え工事を行うことになりました(•̀ᴗ•́)و ̑̑
モニエル瓦は乾式洋瓦とも呼ばれ、陶器ではなくコンクリート製です。
丸みを帯びたヨーロッパ調のお洒落なデザインで、1980年から1990年代にかけて広く普及しました。しかしメーカーの撤退とともに製造中止となり、見た目がよく似ているセメント瓦と同じく、新築に用いられることはなくなりました。
粘土を成分とした和瓦よりも軽量ですが、水が浸透しやすく、約10年ごとの塗装のメンテンスが必要で、耐用年数は30年程度と言われています。
瓦と名称が付いていても、塗装が不要の和瓦とは異なり、スレートと同様に防水力を維持するための塗り替えは欠かせません。
屋根材を解体する際は、屋根面同士を接合する棟から取り外していきます。
調査の段階で、棟瓦の釘の抜けや緩みが方々で見つかっていました。
その一部の棟瓦を外してみると…かなり傷んだ木製の貫板が現れました。棟瓦は貫板に釘を打ち込むことで固定されますが、強風や地震の揺れに30年も耐えている間に、少しずつ緩んで抜けてしまったようです。
定期的に打ち直しなどの修理ができればいいのですが、棟瓦や棟板金の留め具は意外と見過ごされがちなんですね。浮き上がった箇所に降った雨水が釘を伝って内部に入り、長い時間をかけて木材に浸透していったのでしょう(。•́_ก̀。)
取り外した棟瓦は運びやすいように数枚ずつ重ね、屋根材や漆喰の欠片などの細かなものは、バケツに入れてまとめておきます。
釘抜けが顕著だった隅棟(一番高い大棟から下に向かって伸びる棟)は、軒先まで全ての貫板で腐食が進み、ボロボロに剥がれていました。
この状態で釘を再打ちしても全く固定できず、さらに抜けてしまうという悪循環だったでしょう…(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)
解体した棟の中から出てきたのは棟補強金具です。
耐震や耐風に強い棟を作るために取り付けられますが、漏水で下地自体がボロボロになってしまっては、本来の目的が果たせない状況でした。
棟の解体が進んだところで、平部のモニエル瓦も撤去していきます。
1㎡あたりの重量が約43㎏のモニエル瓦を、どのように下へ降ろすのでしょうか?
解体作業をスムーズに行うためクレーンを装備したユニック車を導入し、解体撤去された屋根材やその他の部材類を、まずフレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)に袋詰めにします。
モニエル瓦を入れたフレコンバッグをクレーンで吊り上げ、ユニック車の荷台まで運び、そのまま廃材として搬出します。
1階と2階を合わせると120㎡近くの屋根材を、スタッフ4名(+オペレーター1名)で手際よく解体し、袋詰めにした瓦類を順次下ろしていきました。
ユニック車が停車できるスペースがない時は、昇降ウインチや簡易リフトなどを使いますが、100%人力のみ!という場合もあり、現場に応じた方法と人員で作業にあたっているんです。
最後にモニエル瓦がずり落ちないように軒先と平行に設置された角材=瓦桟(かわらざん)を取り除き、葺き替えに不要なものの全てが撤去されました。
防水紙に残った破片やゴミなどを丁寧に清掃して、屋根材の解体撤去作業は無事1日で終了しました!
明日から新しい防水紙の施工に入りますが、その前にちょっとだけご紹介…◝(⁰▿⁰)◜
今回選んだ防水紙は、田島ルーフィングさんの「ライナールーフィング」です。
当店が手がける改修工事では、以前の住宅ではスタンダードだったアスファルトルーフィングではなく、それよりも耐用年数が長い改質アスファルトルーフィングという種類の防水紙を使用しています。
その中でもライナールーフィングは、防水性・耐久性ともに高い品質を保ち、優れた強度と温度変化による負荷耐性を兼ね備えた上位ランクの防水紙です。
下葺き材の防水紙は、屋根が葺かれた後は見えなくなってしまいますが、二次防水の役割を担う防水紙の選択は、屋根の寿命を左右するほどとても重要なんですね。
ライナールーフィングの敷設を含めた葺き替え工事の模様は、後日改めてご報告いたします。
モニエル瓦は定期的な塗装で防水力が維持できますが、築年数が経つにつれて棟下地に不具合が出てきます。
釘抜けが起こっている部分は、腐食が原因の可能性もあり、内部からの改善が必要になります。
「屋根が今どんな状態なのか分からない」「一番いいメンテナンス方法を教えてほしい」等々、屋根に関するお悩みごとは、街の屋根やさん水戸店の無料診断で解決されてはいかがでしょうか?
茨城県全域で実施しておりますので、お気軽にご利用くださいね~
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