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水戸市で築30年の釉薬瓦屋根を診断!傾いた棟瓦は取り直しが必要
更新日:2024年6月26日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
水戸市にお住いのお客様より、「飛び込みの業者さんに棟がずれていると指摘されました。雨漏りもしているので、そろそろ修理を考えています」という内容のご相談をいただきました。
室内の雨漏りはご自身でシートを貼るなどして対処され、今まで様子を見られていたようですが、これを機会にしっかり直した方がいいとお考えになったそうです。
診断に伺った水戸市のお客様宅の屋根には、珍しい緑色の釉薬瓦が使われていました。
ドーマーや天窓も複数あり、ベランダに面した窓にはステンドグラスが施され、大変お洒落な印象です(*'▿'*)
早速屋根の調査を…と思いましたが、見るからにかなりきつい傾斜です。
屋根は角度により緩勾配(約16.7°以下)・並勾配(約16.7°~26.6°)・急勾配(約31°以上)に分かれますが、こちらのお宅は一番急角度の北面の屋根が48°もありました(°-°;)
それでなくてもガラス質の釉薬で保護された瓦はつるつる滑り、装備なしで屋根に登るのはとても危険!
安全を考慮して今回は高所カメラを用い、まず指摘を受けた棟から確認することにしました。
同じ棟を右側と左側から撮影してみました。
お分かりでしょうか?左右の漆喰の見え方がまるで違いますよね。
棟の頂上部に設置された棟瓦が大きく歪み、ずいぶん傾ています。
どうして波打つように動いてしまったのでしょうか?地震・強風などの外部要因もありますが、漆喰や棟瓦の留め具の劣化により、固定力が弱っているケースも考えられます。
棟瓦を留める釘を調べたところ、緩んで浮き上がっていました。
1枚の棟瓦に対し2本の釘が使われていますが、その大半が抜けかかった状態です(>_<。)
築30年が経過しているので、少しずつ緩んでしまうのは致し方ありません。
多少の浮きであれば打ち直しでも大丈夫ですが、棟瓦が大きく傾いている現状から、棟の下地自体に問題があると見て間違いないでしょう。
垂木に釘で固定された棟瓦
銅線で緊結された棟瓦(他現場)
比較的古い瓦屋根には、棟瓦と葺き土を銅線で縛る工法が用いられていますが、耐震性に弱い面があり、大きな地震が起きると棟瓦が倒壊する被害が出ています。
水戸市のお宅は築後30年ですが、銅線で緊結する方法ではなく、下地の垂木に直接留め具を打ち付ける耐震工法で作られていました。
大部分の釘が浮いてしまったのは、土台となる垂木が腐食している可能性が考えられ、健全な状態に戻すためには、棟の下地から取り直す方法がベストです。
1段積みの耐震棟であっても、20年ほどで新たに作り直した方が、屋根にも負担がかからないと思います。
屋根の上に突き出た窓のことをドーマー(屋根窓)と言います。
主な役割は採光と通気で天窓と似ていますが、小さな切妻屋根の下に垂直に窓が設置されているため、直接日光が室内に入らず、過剰な温度の上昇を防ぐことができます。
しかりデメリットも多く、その中でも
雨漏りのリスクが高い点が第一に挙げられるでしょう。
特に取り合いと呼ばれる異なる建造物の接合部分が原因になりやすく、注意をしなければなりませんが…。
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ドーマーからの雨漏り原因と修理方法
ドーマー下の屋根との取り合いに詰められた漆喰は黒っぽく変色し、ひび割れが起こっているせいか、剥がれた欠片が近くに落ちていました。
上部の漆喰は一部が落下したらしく、穴があいています(;'-' )
漆喰が弱ると瓦にずれが生じ、漆喰が剥がれた箇所と瓦がずれた箇所から雨水が侵入する危険性もあるので、早めのメンテナンスが求められます。
棟に緩衝する1枚に、端の方が欠けた瓦が見つかりました。
耐久性が高い釉薬瓦ですが、強風時になにかの飛散物が当たり、割れてしまったのかもしれません。
棟を取り直す際に、こちらの瓦の差し替えも必要でしょう。
こちらは室内の雨漏りの様子です。
天井にビニールシート貼り、なんとか漏れを防いでこられたようですが、漏水している箇所を修理しなければ、雨漏りが止まることはありません( ;ㅿ; )
明るく開放的な印象をもたらす天窓は、屋根を切り取って設置される構造上、ドーマーと同様に雨漏りを誘発しやすいというデメリットがあります。
天窓の寿命は25年~30年と言われていますが、使用されている部材の劣化具合により、その前に雨漏りが始まるケースが多く、今回も
雨水の侵入を防止するための水切りと、窓枠のパッキンの交換が必要な状態でした。
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急勾配の屋根の場合、緩い勾配の屋根と比べて面積が大きく変わります。
デザイン性が高く、角度があるので雨水が溜まりにくい急勾配屋根ですが、面積が大きい分施工の面でもコストがかかり、足場の架設も必須となります。
施工の手間やコストなどは、屋根勾配と関係していますので注意しましょう。
傾いた棟の取り直しや、ドーマー・天窓の修理用に設置する足場を有効活用するため、今回は外壁塗装も同時に行うことになりました。工事の様子はまた改めてご報告しますね!
最初に棟の不具合を指摘した業者さんは、全面的に屋根材を取り換える葺き替えを提案してきたそうです。
しかし、お客様は建築時にこだわって選ばれた緑色の釉薬瓦を残し、できればこれから先も使用したいとのご意向でした。
街の屋根やさん水戸店では、
お客様のご要望を伺い、最適なメンテナンス方法をご案内しております。
屋根にご不安をお持ちの方は、当店の無料診断をぜひご利用くださいね
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