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東海村で屋根カバーされた金属屋根を新しくするため解体！漏水痕を確認
更新日：2024年6月20日
茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今日は、先日着手した東海村の屋根工事現場からお伝えします。
今回の現場は、新築時のコロニアル屋根に金属屋根材をカバーしてある屋根でしたが、室内に雨漏りが発生していました。
雨漏りの原因箇所以外にも、要所で不具合が出やすい箇所も複数確認できたことから、お施主様と対策を打合せ、屋根全面を新しく張り替える事になりました。先ずは解体の様子をお伝えします。
現場調査時の記事▶
東海村で雨漏り調査を実施！屋根と壁の取り合いである雨仕舞不良が原因
事前に足場を架設し、既存の屋根の解体から始めます。
屋根や外壁は、解体してみると以前の施工状況など色々な事が明らかになるのですが、今回の現場は『あれっ！？』と思う箇所が多数あり、屋根材を通り越した漏水痕も何か所もありました(>_<)
漏水痕となった原因も掻い摘んで解説していきますので、あまり見る事がない解体風景を、どうぞ体感してみて下さい。
先ずは、屋根の登頂部である棟板金から解体していきます。
屋根傾斜と屋根傾斜の継ぎ目を結ぶ棟板金は、不具合が生じると雨漏りにつながりやすい部位！
棟板金を捲ると、下地の貫板に漏水したあとがクッキリと残っていました。
屋根材の下には、二次防水として防水紙（ルーフィング）が敷設されているため、防水紙が機能を果たしてくれていれば室内に雨漏りする事はありません。
しかし、木製貫板が漏水すると、貫板腐食⇒留め具抜け⇒棟板金浮き⇒最悪の場合は飛散！につながる事があります。
この貫板への漏水原因は、貫板際への雨対策不足。
木製貫板端部へのコーキング塗布、または屋根材端部を立上げての雨返し対策が欲しかった(>_<)
当店では毎度お伝えしている事ですが、完成後の見えなくなる箇所ほどどのように施工するかが肝心だと改めて思いました。
そしてそして、これだけで終わらないのが今回の現場です。
登頂部から解体を進めると、水下に八の字の谷板金が左右に流れている部位に到着！
この谷板金部も、棟板金同様に雨漏りリスクが高い箇所なので、施工会社の腕の見せ所(^o^)丿
私達が見ると、若干納まりが悪いな～と思った八谷の突端を確認すると、あまり見ない加工。
通常は、左右からの谷板金は三角形になるはずだが、手前で切られて折り曲げてあり、つなぎも不完全。
立上げで吹き込みを防水しているようにも見えるが、両サイドからの立ち上がりのつなぎからも漏水しており、跳ね返り水が両サイドに逃げてしまうようになっていました(>_<)
八の字谷の通常の納まりです（当店、他現場施工画像参照）
左右の谷板金を三角型に重ね、合わせ目を折り込んで止水対策！その上で、屋根材の端部を折り返し、谷板金を掴み込んで浸水対策を施すのが一般的！（文字での説明が難しいのでご留意下さい(^_^;)
最良の建材も、施工品質が伴ってこそはじめて最良の屋根工事となるんです！
ただ、一般の方には中々判断がつかないので、屋根工事見積りだけではなく、どのように細部を施工するかなど、契約前にキッチリ答えてくれる業者選択をして下さいね(^^♪
今回の東海村の現場の屋根は、233㎡程あり、一般的な住宅屋根の2倍ほどの大きさです。
常時2名体制で解体を行っている物の、全てを解体するまでに5日はかかるため、撤去が完了した部位毎に二次防水である防水紙を増敷して対策を行っています。
週明けは、いよいよ関東でも梅雨入りとなる予報なので、二次防水の防水紙敷設と新しい屋根材の平面葺きまで、今週中に完了させたいと思います(^o^)丿
屋根工事は、一般の方の目に直接触れずらく専門性も伴う為、完了した屋根をご覧になった際に『あれっ！？』と思う事は皆無に近いと思います。
屋根の工事は、細かい部分や見えない箇所ほど大切です！今記事を参考にしてみて下さいね(^^♪
街の屋根やさん水戸店は、1年でも長くお客様が安心して生活できる屋根施工を実施しています！
『屋根工事を検討している』『どんな屋根工事が良いの！？』『工事費用はどれ位？』とお考えの方は、ぜひご相談ください！当店は、茨城県の屋根を守るため、茨城県限定で活動させていただいております(^O^)／
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