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茨城町で雨漏り原因の塩ビシート防水を撤去し再防水のための下地調整
更新日：2024年12月24日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
茨城町で店舗兼住宅のバルコニーの防水改修工事が始まりました。
本日は、雨漏りの原因となっていた塩ビシート防水を撤去して、再防水のための下地調整までを順を追ってご紹介したいと思います(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
お客様は以前より1階店舗の天井の雨漏りに悩まされ、お仕事にも支障が出てしまう状況でした。
照明器具やコンセントの周囲にも雨染みが及び、被害が広がる前に早急な対応が必要です。
店舗の真上はプライベートスペースのバルコニーで、一般的な住宅の屋上や陸屋根向きのシート防水で施工されていました。
シート防水は、ゴムや塩化ビニールのシートを張り付ることで防水層を形成する防水工法です。
工期が短く耐用年数が長いためよく用いられる方法ですが、シートを切り貼りして施工する特性上、多くなった継ぎ目が劣化で破損を起こしやすくなり、メンテナンスが遅れると雨漏りに繋がる危険性があります。
またドレン（排水口）の詰まりや、周りに生じた隙間も雨漏りの原因になるので要注意です。
築年数や雨漏りの期間などを考慮し、今回は
塩ビシートを撤去して下地を調整した上で、ウレタン防水を行う方法がベストだと判断しました
(๑•̀ •́)و✧現場調査時の詳しい記事➤
茨城町の店舗兼住宅の天井に雨漏り！上部にあるバルコニーの再防水相談
防水改修工事をするには、まず現在の塩ビシートを全部剥がさなければなりません。
雨漏り対策として敷かれていたフロアマットを取り外し、観葉植物用のたくさんのプランターを始め、手摺や物置といった全てのものを一時的に撤去して、工事を始める準備をしました。
最初に雨水を排水するために設けられたドレンを撤去します。
続いて、バルコニーの立上りに印をつけた部分を切断し、シートを剥がしていきます。
既存の塩ビシートは接着がかなり強力で、劣化が進んでいる状態とは言えなかなか一筋縄ではいかず、少々手こずってしまいました( ´•ᴗ•ก )
今回はシート防水からウレタン防水に変えて再施工します。ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を均一に重ねて塗ることで、防水層を形成する低コストの工事方法です。
継ぎ目のない綺麗な仕上がりになり、複雑な形状でムラがある場所でも施工するとができます。
下地が雨漏りや水分を含んでいると、防水材を重ねて塗った後にそれらが蒸発して、膨れを起こしてしまう場合があります。
今工事で行う
「絶縁（通気緩衝）工法」は、ウレタン樹脂を塗る前に絶縁シート（無数の穴があいたシート）を張り、脱気筒から逃がすことで膨らみや破れを防ぐ工法です。
因みに他には「密着工法」がありますが、新築や経年劣化が軽度な状態に採用しています。
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ウレタン防水とは？メリット・デメリットとバルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)への施工工程
古いシートを剥がし終えた後は、エポキシ系ポリマーセメントの下地調整材（ダブルテックスNEO）を使用して、ウレタン防水用の下地を新たに形成します。
シート防水から変更する際には、しっかりした下地作りが欠かせないんです(•̀ᴗ•́)و ̑̑
建築用語では下地調整を「ノロ引き」と呼びますが、元々はノロ（セメントペースト）を刷毛で塗る左官工事用語だったようですね。
改修下地補修・調整用のダブルテックスNEOは、非常に強い密着力があり、汎用性の高い調整材です。
液状の調整材を均一に塗り、少しの凹凸もなく滑らかな床面に仕上げていきます。
日を置いて、下地調整材が十分に乾燥した段階で、ケレン作業を行います。
ケレンは素地調整とも呼ばれ、さらに密着性を向上させるために塗布面を整えることを目的としています。
ヘラ状の工具で余計なものを取り除き、表面を平坦に均す作業は地道ですが、長く防水機能を維持する意味でも、完成後には見えなくなる部分の処理を適切に行うことが大切なのです*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
ケレンまで丸3日を要しましたが、あくまでも下準備の段階です。
ここからウレタン用のプライマー（下塗り塗料）を塗布して、本格的な防水工事へと入ります。
そちらの模様は追ってお届けしますので、またお付き合いいただけると嬉しいです！
防水工事は雨漏りの有無などの状態によって、施工費用がかなり変わってきます。
ひび割れ・亀裂・膨れといった気になる症状が見つかった時には、早めに防水工事のプロに相談しましょう。
街の屋根やさん水戸店は、茨城県内全域で無料診断を承っております。
ベランダやバルコニーを始め、お住まいに関してお困りの方は、一度利用されてはいかがでしょうか？
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