日立市でSxL竣工のニューアーバニー屋根へのカバー工事見積り依頼
更新日：2023年10月26日
日立市のお客様宅は、総二階建て住宅で棟違いの屋根。
エス・バイ・エル株式会社さん竣工の住宅です。
（現在はヤマダホールディングスさんと資本業務提携し「株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム」に社名変更しています）
住宅名称は『エス・バイ・エル ハウス55』。
ハウス55は、エス・バイ・エルさんがかつて展開していた高品質低価格企画住宅のシリーズでした。
屋根に使用されているのは、当時人気を得た『ニューアーバニー』というコロニアル（カラーベスト）屋根材です。
ニューアーバニーは旧クボタ（現ケイミュー）さんが取り扱っていたコロニアル屋根材です。
ランダムに天然スレートを敷いたような高級感溢れるデザインがカッコいいですね。
もともとはアーバニーという商品名でしたが、アスベストの含有率が規制により段階的に引き下げられていき、名称がニューアーバニーになって販売されていました。
大きなスリット（切れ目）が特徴のデザインでお洒落さは数ある屋根の中でも群を抜いており、当時とても人気がありました。
しかしながらそのデザインが経年時に破損として現れる屋根材でもあったのです( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
ニューアーバニーの主成分はセメント基材。
アスベスト含有の屋根材ですが、アスベストの含有量を抑えた屋根材です。
アスベスト規制が進む中、その含有率を減らされた建材は脆いものも世間に出回りました。
ニューアーバニーもそのひとつです。
もともと割れやすい形状をしており、その中でアスベストを減らされていったので脆く破損しやすいのです。
基本的にアスベスト入りの屋根であってもコロニアル屋根の耐用年数は約30年程です。
ニューアーバニーの販売期間は1994年～2001年。
製造を停止してからすでに22年以上経過しています。
それだけの年数が経っているものであれば基材自体もかなり劣化してしまっています。
なにより屋根で最も大切なルーフィング（防水紙）は、防水機能が無くなっていることが多いのです(´;︵;`)
因みに当店では、余程状態が良くない限りニューアーバニーへの塗装は推奨しておりません。
屋根塗装に代わるメンテナンス方法は①カバー工法②葺き替え のいずれかです。
アスベストを含んだニューアーバニーは、葺き替えとなるとその廃材処理費が結構なものになります。
既存の屋根の上に新しい屋根を重ねるカバー工法は廃材処理費が割安となり、最も選びやすい選択肢ではないでしょうか。
お客様には状況を丁寧にご説明し、軽量で丈夫な金属屋根であるスーパーガルテクトによる屋根カバー工法のご提案とお見積りを提出させていただきました。
当店にお任せ頂いたので11月に着工予定です(｀･ω･´)ｷﾘｯ
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