小美玉市で飛び込み業者に交換を勧められた屋根の棟板金を調査します
更新日：2023年10月25日
ある日アポイントもなく急に現れ、お住いの不具合箇所を指摘する飛び込み業者。
突然「○○がよくない、××が壊れている」と言われたら、不安を掻き立てられとても心配になるでしょう。
もちろん、全ての飛び込み業者が悪いわけではありません。
本当に深刻な問題を見つけ、良心的に声をかけてくれる業者さんもいると思いますし、そう願いたいです。
しかし残念ながら、現在でも国民生活センターで最も件数が多いのが、屋根修理に関する相談なのです。
それどころか訪問業者の屋根工事トラブルは増え続け、一向に減る気配はありません(´๐_๐)
屋根の一番高い位置にある棟板金は目に付きやすく、「浮いていますよ」「外れそうになってますよ」と声がけをするケースが後を絶たないのです。
むやみに不安を煽ってきたり、「今ならキャンペーン期間なので特別にお安くできます」と言って、大幅な値引きをする場合も注意が必要です( ｡•̀_•́｡)
指摘されたことが心配な時には、複数の信頼できる業者さんに点検を依頼しましょう。見解が同じで本当に修理が必要であれば、各社に見積りを依頼して検討なさるとより安心ですね。
指摘されたことが心配な時には、複数の信頼できる業者さんに点検を依頼しましょう。見解が同じで本当に修理が必要であれば、各社に見積りを依頼して検討なさるとより安心ですね。
棟は屋根と屋根が合わさる山状の部分で、頂上にあるものを大棟、その端から軒先に向かって伸びているものを隅棟（下り棟）と言います。
その棟を覆って雨水の侵入を防いでいるのが棟板金で、主にスレート屋根や金属屋根に設置されています。
小美玉市の棟板金はどのような状態なのでしょうか？
まず2階の三つ又部から調査を行いました。
一見綺麗に納まっているようですが、よく確認すると接合部に隙間ができています。
横の方の隙間からは、棟板金を固定するための土台の貫板が、わずかながら見えていました。
これでは雨が降る度に雨水が入り込み、いずれは木製の貫板が腐食してしまうでしょう。
貫板の下には防水紙が敷かれていますが、もし防水紙になんらかの不良が出れば、すぐ雨漏りに繋がりかねない状況です(>_<｡)
継ぎ目の隙間以外にも、アンテナのちょうど真下に錆び付きがありました。
これは元々錆びていたアンテナからのもらい錆びで、最初は汚れ程度のものでも、時間の経過とともに棟板金内部に侵食してしまいます。
飛び込み業者の訪問や見積金額などは抜きにしても、棟板金の下地からの交換は適切な判断でしょう。
1階の棟板金の一部は、数年前に強風で飛ばされてしまったそうです。
修理を行ったのは屋根の専門業者ではなく一般の方で、本来は横方向から留め付けるはずのビスが、真上から打ち込まれていました。
これは脳天打ちと呼ばれる行為で、屋根工事においてはタブーとされている手法です。
雨水がビスを伝って穴から入り込む可能性があり、雨漏りのリスクを高めてしまうからです。
そういった経緯もあり、元々棟板金に不安を感じていたお客様は、飛び込み業者の話をお聞きになったようです。こちらも正規の施工方法で、棟板金を交換するのが得策でしょう(๑•̀ •́)و✧
屋根の頂点に取り付けられた棟板金は、雨風の影響を一番受ける場所です。
雨漏りが発生してから棟板金を交換しては手遅れですので、そうならない前に定期的な点検や、状況に合ったタイミングで補修・交換をしましょう。
立地や環境にもよりますが、棟板金の交換は10年～15年が目安となります。
一昔前のトタンや、現在は主流となったガルバリウム鋼板の耐用年数は15年以上ですが、土台の貫板や固定用の釘やビスはもっと早く劣化が起こります。
早目の交換であれば費用や日数もさほどかかりません。部分修理も可能ですので、貫板を含めた交換を検討されてはいかがでしょうか？(ˊᗜˋ*)/*
一昔前のトタンや、現在は主流となったガルバリウム鋼板の耐用年数は15年以上ですが、土台の貫板や固定用の釘やビスはもっと早く劣化が起こります。
早目の交換であれば費用や日数もさほどかかりません。部分修理も可能ですので、貫板を含めた交換を検討されてはいかがでしょうか？(ˊᗜˋ*)/*
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