日立市でログハウスの急勾配屋根を調査！塗装と天窓のお手入れが必要
更新日：2023年9月19日
日立市のログハウスは見るからに急勾配の屋根です。
少々危険な傾斜ですが、可能な限り触診に努めたいと思います(๑•̀ - •́)و✧
幸い庭先の屋根面には、大きなドーマー（屋根から突き出した窓）があったので、ここに梯子を架けさせていただき屋根に登りました。
梯子を使って屋根の上に到着しました！
見下ろしてみると滑り台よりもさらにきつい傾斜で、文字通り転がり落ちそうな角度です(•́∀•̀ฅ)
勾配計測器で測ったところ、数値は約40°を指し示しています。
急勾配の屋根は約31°（6寸）以上ですので、なかなかの角度ではないでしょうか(･∀･; )
屋根の全面的なメンテナンスを行う場合は、建物の外周に設置する足場以外に、屋根足場も必要になります。
当店では6寸勾配から屋根足場を設け、施工の品質を保つとともに、作業員の安全を図っています。
金属屋根を指先で触れて…
塗膜の状態をチェック
金属屋根に触れたところ、指先に粉のようなものが付着しました。
いわゆるチョーキング現象と言われるもので、塗膜剥がれのサインです。
チョーキングの他にも、軽微ながらサビが見つかりました。
金属屋根の弱点はなんと言ってもサビです！
メンテナンスには、サビ止めを含んだ屋根塗装を定期的に行う必要があります。
お客様宅は建てられてから20年程度経過していますので、今回の外壁塗装のタイミングで屋根塗装も同時に行うのがベストでしょう٩(*'▿'*)✧
関連記事➤金属屋根（ガルバリウム）のチェックポイントとメンテナンス方法
棟板金は主に金属屋根やスレート屋根に用いられ、屋根面同士が接合する山状の部分を覆い、雨水の侵入を防いでいます。
高い位置に設置されているため、常時雨風に晒され、それ故に不具合が出やすい場所でもあるのです。
築10年ほど経ってくると、下地の貫板に打ち込まれた釘が緩んできますが、こちらの棟板金も方々で釘が抜けている状態でした。
屋根の塗装時に、再打ちもしくは固定力の強いビスに交換などの対応をした方がよいでしょう。
明り取りや風の通り道を作る天窓は、室内天井が高い急勾配の屋根によく見られるものです。
屋根に穴をあけて取り付けられる天窓は、メンテナンスを怠ってしまうと雨漏りの原因となるため、定期的な点検やお手入れが求められます。
水上側（棟側）のコーキングが劣化で切れていますので、こちらも打ち直しが必要となります。
お客様に状況をお話したところ、新築して間もなく天窓の周囲から漏水が起こり、コーキングを打ってもらいなんとか止まったそうです。
20年という築年数を考えると、傷んだコーキングは再度打設するなどの補修をお勧めしました<(*_ _)>
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