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日立市で屋根と外壁のリフォーム見積り依頼!症状別に工事法も解説
更新日:2023年4月4日
茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回は、日立市のお客様から屋根と外壁のリフォーム見積り相談を頂きましたのでご紹介します。
住宅は、築後10年~20年程度で初めてのリフォームを行うお客様が多く、今回の日立市の住宅も築17年目を迎えた現場です。
屋根や外壁などの外装リフォームは、【塗装】【張り替え】【カバー】などが代表的ですが、どの工法を実行する事ができ、どの工事が最善なのかを判断しなくてはなりません。
築年数が同じでも、
使用材料や施工時の工事法、環境によっても症状が変化するのが住宅です。
そこで今回は、当ブログをご覧の皆様がリフォーム工事を検討した際の参考になればと思い、実際の現場の症状を参考にしながら、適切な工事法を解説していきたいと思います!よろしくお願いします(^o^)丿
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①ベランダ外壁調査(お客様が一番気にされている箇所)
では、早速一つ一つの不具合を見ていきましょう。
先ずは、お客様が数年前から気にされていたベランダの外壁サイディングの症状を確認していきます。
ベランダの腰壁にあたる外壁には、窯業系(セメント質・繊維質・混和材を混合成形した物)のサイディングが施工されている仕様で、劣化や破損が進行していなければ、塗装メンテナンスが一般的です。
ただ、今回のサイディングは、中央部分に大きく膨れ上がってしまっていました。
この症状で雨漏り等の不具合が発生して事はありませんでしたが、お洗濯物やお布団を干される際に目に触れるため、とても気になさっているとの事でした。
塗装を施しても、残念ながらこの膨れは改善されません。
再発しないように原因を追究し、改善しながら改修する工事法が求められます。
内側の水下側は納まりに水切りがない仕様で、外側の入隅部周辺にも漏水したと思われる劣化があります。
全ては、解体してみなければ断定はできませんが、通気や排水不良が起因となっているものだと考えられます。
この部位は、解体した上で下地や雨仕舞を調整し、新しいサイディングに張り替える工事法が必要です。
本現場でのベランダの腰壁サイディングは、張り替え工事でのお見積り提案となります(^o^)丿
次は、屋根のリフォーム工法を確定させるための診断をしていきます。
屋根材は、平板化粧スレート屋根種で、コロニアルやカラーベストとも呼称される屋根材です。
通常、化粧スレートは屋根塗装でのメンテナンスが有名ですが、対象の屋根は17年前位(2005年~2006年頃)に施工された屋根です。
元々化粧スレートは、石綿(アスベスト)を含有して製造されていましたが、アスベスト健康被害の影響で使用禁止になった頃に製造されたのが対象の屋根材です。
そして、アスベストを含まない化粧スレート屋根材の一種として販売されたのが、今回の対象屋根である【コロニアルネオ】です。
私達、屋根業者であれば、形状や症状から屋根の性質を判断する事ができますが・・・
性質を熟知しない業者によって、塗装を実施しようと思うと、破損が進行してしまう屋根材です。
この画像は、コロニアルネオと判断できなかった他社さんが、高圧洗浄をかけてしまった別現場の屋根です。
昨今、まさにメンテナンス時期に差し掛かっている1998年~2008年製造の化粧スレート屋根材は注意が必要!
対象の製造年に当てはまる住宅屋根は、屋根を熟知した屋根業者に必ずご相談くださいね。
では、屋根塗装が叶わない屋根はどうメンテナンスするのが最善か!?
選択肢は【屋根の張り替え】or【屋根カバー工法】です。
屋根の張り替えとカバー工事の違いは、今の屋根を解体するか?しないか?の違いです。
現行の屋根は、屋根材に破損が見られるものの、床材である野地板に異常はなく雨漏りもないので、撤去費用や処分費用が軽減できる屋根カバー工法工事の選択も可能な屋根です。
屋根については、総額費用も軽減でき、工期を圧縮できる屋根カバー工事が最善だと判断します。
葺き替え工事との費用差は約30万円です!双方のお見積りを提出し、カバー工事を選択して頂きました。
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最後に、外周を覆う外壁の状態と、目地のシーリング状態をチェツクします。
ベランダの外壁と異なり、外周のサイディングには異常は見られないので、外壁塗装でのメンテナンスで十分かと思います。
ただし、外壁塗装の際に、目地のシーリング打ち替え作業は必要な状態です。
外壁サイディングのつなぎ目には必ず隙間が生まれるため、コーキング材(シーリング)を使用して隙間を埋めているのが目地シールです。
現場の目地シールは、真ん中から裂けるように破断を起こしており、この状態で塗装を施す事はお勧めできない状態でした(>_<)
破断は、主にシーリング材の寿命(一般的なコーキングは1㎝幅で約10年)が原因です。
シールの打ち替えは塗装職人の業務です!
古い目地シールを撤去した上で新しいシーリング材を充填し、その上で外壁塗装を行う工事見積りです。
目地の不具合は、浸水や外壁材の劣化、白蟻が発生する事もある、安易に考えてはいけないものです。
当店では、一般品と比べて約2倍超の耐久性を持つ、オートンイクシードを標準仕様と使用しています。
今回も、オートンイクシードを使用した目地シールの打ち替えと、外壁塗料には高耐久なラジカルシリコン塗料を使用した内容で、お見積りを提出させて頂きました(^o^)丿
今回のリフォーム相談現場は、張り替え工事・カバー工事・塗装工事など、複数の工事法が必要な見積り内容で、
建築板金職人と塗装職人が併用して対応する仕様となりました。
症状によっても最善の工事法は異なるため、リフォーム工事を検討する際は、建材や状態を見極められる目利きや経験が必要です。
決してお安くはないリフォーム工事!
後悔のない工事を行うためにも、目利きできる業者で見積もりを取るようにして下さいね(^^♪
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