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水戸市で瓦屋根の棟漆喰を調査!棟工事と漆喰修理の境界線も解説
更新日:2023年3月21日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、水戸市で行った瓦屋根の棟漆喰の調査の模様をお届けいたします。
和瓦の寿命は非常に長く、割れたり欠けたりしない限りは50年以上の耐用年数を誇りますが、瓦屋根に必ず使用される漆喰は15年程度でメンテナンスが必要です。
ご相談いただいたお宅は、東日本大震災で棟が崩れてしまい一度直されたとのことですが、12年が経過した現在はどのような状態なのでしょうか?
水戸市のお客様宅は築35年の2階建てです。
お話によると、近くで工事をしているという方から、2階の棟瓦がずれていると言われたそうですが…。
飛び込み業者さんからの指摘?もしかしてよくあるパターン?と思いきや、実は声をかけられたのは初めてではなく、今までも同様の指摘が2~3回あったようです。
1階の漆喰の黒ずみはご自身でも確かめることができましたが、2階は双眼鏡で見ても状態が分からず(>_<。)
しっかり調べてもらいたくても、被災時に修復工事を行った近所の瓦店さんはすでに廃業…いろいろ調べられ、今回は当店のホームページをご覧になりお電話をいただきました。
平屋住宅や1階の屋根の場合は、お客様もなんとか確認できる範囲かもしれませんが、2階屋根の棟となると地上から6mほどの高さになります。
大変危険ですので、屋根調査は専門の業者に必ず依頼してくださいね。
※当店は茨城県内であれば無料で点検を行っております※
2階に登って確認したところ、最も高い位置にある大棟に湾曲している箇所が見つかりました。
蛇行しているように歪んでいるのは、熨斗瓦の沈みが原因で、土台部分が関係しています。
耐久性に優れた陶器製の和瓦はとても長持ちしますが、瓦の固定や接着に用いられる漆喰に関しては、定期的な点検や補修が欠かせないのです。
震災後で崩れた棟を復旧した際、対応した瓦店の職人さんがどのように土台を作ったのでしょうか?
解体してみないと実際には判明しませんが、これだけ湾曲していると、漆喰を詰め直す方法での改善は難しいかもしれませんσ(・´-・`*)
さらに調べていくと、先端の巴瓦は手で動させるほどグラグラした状態で、鬼瓦に巻かれた漆喰も剥がれてしまっています。
全的な固定力が弱っているため、今後を考えた場合は、この機会に棟を取り直した方が安全でしょう。
現在は熨斗瓦で高く積まれている棟ですが、お客様は段数を積むことにはこだわっていらっしゃいません。
今回は熨斗瓦を撤去した上で、強化金具を使用した七寸丸一本伏せ工事をご提案する予定です。
2階に続き、1階の棟瓦も確認します。
所々で漆喰が黒ずみ、経年による劣化は認められるものの、幸い2階のような沈みや湾曲は発生していませんでした。
鬼巻漆喰が破断してるのでメンテナンスは必要な状態ですが、漆喰を詰め直す工事で十分だと思われます。
瓦の状態も見て回り、南側と北側で1枚ずつ雪止め瓦の破損がありました。
お客様のご要望で屋根裏の雨漏りの有無も確認…もちろんこちらも無料調査の中に含まれます(*´ `)
【漆喰詰め直し工事】
漆喰の劣化が軽微な場合に行う工事
古くなった漆喰を取り除き、新しい漆喰を塗り込んでいく方法です。
棟へのダメージがそれほど見られない時に用いられ、メンテナンス費用も抑えることが可能です。
【棟瓦取り直し工事】
漆喰や土台の状態がひどい場合に行う工事
棟瓦を一旦取り外し、新しい漆喰を詰め直した後、取り外した棟瓦を再び設置する方法です。
手入れをしなくても大丈夫というイメージの瓦屋根ですが、耐用年数が瓦より短い漆喰は症状に合わせた補修が必要となります。
ひび割れなどの
初期の段階であれば、漆喰詰め直し工事で十分に改善ができるでしょう。
しかし劣化をそのままにしていると、土台が痩せて棟瓦が歪み、雨漏りに繋がる危険性も…!
重症化しない前に早目に対策を施した方が、費用を軽減させる意味でもお勧めだと思います。
「長い間屋根を見てもらっていないから漆喰が気になる」という方は、一度街の屋根やさん水戸店の無料点検をご利用くださいね。プロの目でお住いの屋根をしっかりと調査いたします
٩(´ᵕ`๑)و*
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