ひたちなか市で雨漏りしていたベランダを根本的に直すために解体
更新日：2022年11月22日
ひたちなか市にお住いのお客様のご相談内容は、ベランダの軒裏天井（＝軒天）の脱落でした。
早速調査に伺ったところ、天井ボードが1枚分すっぽりと抜け落ちていました(°o°;)
壁際に除けられていた天井ボードは、崩落した弾みで一部が破損しています。
台風で外れたとのことですが、この大きさの石膏ボードがベランダの高さから落ちてきたのですから、相当な衝撃だったと思います。
ベランダに限らず屋根の裏側にある軒天は、壊れた場所を改修して直る場合と、原因が他にあり一見しただけでは分からない場合もありますので要注意です。
なぜこうなったのか？…原因を追究せずに安易に直してしまうと、後々再工事！ということにもなりかねませんので、十分に調べなければなりません(•̀ᴗ•́)و ̑̑
軒天の内部の木材に腐食が見られることから、漏水で常に湿った状態だったのでしょう。
弱っていたところに強風で煽られ、外れてしまったのだと考えられました。
軒天に関する相談は、毎年かなりの件数が寄せられますが、これまでのたくさんの経験から改善すべき点は他にもあると推察しました。
破損部の上のベランダ下地の状況を考察すると、床面からの漏水がうかがえます。
事実、ベランダには不具合箇所がいくつか見つかりました。
腐食で手摺の下に空いた隙間
腰壁で見つけた雨水の漏水跡
根本的に直すため、まず雨漏りの原因である既存のベランダを撤去します。
今回は職人が4名入り、解体作業を行いました。
まず軒天材を剥がしたところ、崩落により内部が露わになっていた場所以外も雨染みが広がり、ベランダの下地に漏水跡が認められました。
ベランダの床にはカーペットシートが全面に敷き詰められています。
捲ってみたところ、さらにゴム状のシートが敷設されていました。
カーペットシートとゴムシートの下から、木製の床材が見えてきました。
常時水分を含んでいたせいでしょうか…傷みが進み手で触れてもパラパラと剥がれてしまうほど、ボロボロの状態です(||๐_๐)
ベランダの床には合板が使用されていました。
合板（ごうはん）は薄い板を接着剤で複数枚貼り合わせたもので、建材や家具の材料として幅広く使用されている木の板です。
無垢材と比べて伸び縮みが少なく、本来は耐久性に優れているはずの合板は、雨漏りによるダメージで腐食が進み、バラバラになっていました。
解体前のベランダ
ベランダ解体終了
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