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水戸市のヒビ割れが激しいスレート屋根は問題の多いザルフでした
更新日:2022年11月11日
水戸市の皆さん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回は、ヒビ割れが激しいスレート屋根の無料調査を行った様子をお届けします。
「スレート屋根」「ヒビ割れ」と聞いて、少々ご心配になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
スレート屋根は、以前は様々なメーカーや種類がありました。中には今回のザルフのように問題の多い製品もあります><
そこで、無料調査の様子だけでなく、スレート屋根の見分け方やメンテナンス方法についてお話しますね^^
依頼主様よりスレート屋根のメンテナンスについてご相談いただき、無料調査にお伺いしました。
屋根の破片が庭先に落ちてきており、依頼主様はスレート屋根のメンテナンスについて、ネットで色々お調べになったそうです。
「うちのスレート屋根を塗装できないのか?アドバイスして欲しい」と、ご依頼されました。
屋根は5寸勾配であり、水捌けのよい傾斜角で、屋根の重なり部分からの吹込みにも強い角度です。
しかし、ん??
屋根材をよくよく見ると、「ザルフ」という製品名の化粧スレートと分かりました。実は、このザルフは色々と問題の多い化粧スレートなんです。
化粧スレートは、セメントに繊維質の材料を加えて作った、厚さ5mmぐらいの薄い板状の屋根材です。
今日では、カラーベスト・コロニアル・スレート瓦などとも呼ばれています。
それでは、「ザルフ」とはどのような化粧スレートなのでしょうか?
ザルフは、旧クボタ社(現ケイミュー)さんが作っていた化粧スレートです。
当時は、コロニアル屋根材の上級グレードとして発売されていました。
しかしながら、施工後10年以上経過して、様々な問題が確認されている屋根材なんです(//∇//)
他の化粧スレートと異なる点は、割れ・剥がれ・欠けの多さです。
確かに化粧スレートは経年により傷みます。けれど、傷み方の程度やヒビ割れの数が全然違うんです。
類似した形状の屋根材で、コロニアルネオがあります。このコロニアルネオも、ヒビ割れ・破損・色落ちなどのトラブルが数多く発生しているんです( ; ; )
ザルフとコロニアルネオは類似しているものの、溝が深いことやスリットの間隔が広い点が異なります。
とはいえ、屋根材に詳しい業者でなければ、見た目だけで判断するのは難しいと言われているんです。
本当に屋根の業者選びって大切ですね^^
簡単にスレート屋根のメンテナンスに関するQ&Aをまとめてみました。
ぜひ、スレート屋根のメンテナンスの検討時にご活用ください。
ザルフは、アスベスト入りからノンアスベストの移行期に作られた製品だからです。
1997年~2001年までの間に製造されたザルフは、アスベストが0.1%~1%含有されていました。
その後アスベスト(石綿)が使用禁止になり、2001年12月~2006年10月に製造されたザルフは、アスベストが使用されていません。
アスベストの法規制が施行された当時、アスベストを含まないノンアスベスト化粧スレートが数多く開発されました。しかし、アスベスト切り替え時期の化粧スレートは、技術的に試行錯誤を重ねて製品化されたものの、およそ10年経過するまで問題点が分かりませんでした。
今でこそ、化粧スレートを作っているメーカーはケイミューのみですが、当時は複数のメーカーが、沢山の商品を作っていました。
先ほど少しお話ししたコロニアルネオのほか、これらの化粧スレートが同時期に販売されていた製品です。
問題のある化粧スレートの特徴は、ヒビ割れ・欠けの多さや変色の程度にあります。
とはいえ、ご自宅の屋根を見ただけでは、傷みの程度は分からないですよね。
傷みの程度の良し悪しは、数多くのスレート屋根をメンテナンスしてきた、屋根のプロでしか判断しようがありません٩( 'ω' )و
化粧スレートの種類を見分ける方法は、劣化の程度のほかに、建築仕様書で確認する方法もあります。
ただ・・・仕様書と実際に使用されている屋根材が異なる例も見受けられるので注意が必要です。
仕様書でも分からない場合は、屋根のプロに見てもらいましょう。
ヒビ割れなど傷みの激しいスレート屋根は、メンテナンスに屋根塗装は不可です。
塗装作業前に行う高圧洗浄作業で、屋根材がバラバラになるんです。屋根カバー工法か葺き替えが最適なメンテナンスとなります。
無料調査の結果、傷みの激しさに加え、使用されている屋根材がザルフと判明したことから、屋根カバー工法をご提案しました。
また、依頼主様は屋根塗装をお考えでしたが、標準的なスレート屋根のメンテナンスの目安的には、屋根カバー工法か葺き替えの時期を迎えていたんです。
今回のヒビ割れが激しいスレート屋根の無料調査はいかがでしたか。
スレート屋根と一口に言っても、様々なメーカーや種類があり、さらには製造年や築年数、劣化状況を踏まえながら、正しいメンテナンス方法(塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え)を選択しなければなりません。
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