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結城市でALC外壁のビルを雨漏り調査し複数の不具合を確認
更新日:2022年10月6日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、結城市のALC外壁仕様のビルで行いました、雨漏り調査の模様をお届けいたします。
猛暑続きの夏が終わり、ようやく秋めいてきた昨今。
毎年、雨の日が続くことの多い梅雨~台風シーズンは、お住まいの雨漏りトラブルが非常に多くなります。
放っておくと被害がどんどん大きくなってしまうのが雨漏りのこわいところ。
この記事では、雨漏りにまつわるトラブル事例とその原因となりやすい部分についてお伝えしてまいります。
ぜひ、チェックしてみてくださいね(=^^=)
こちらが今回ご相談いただいた結城市の3階建てのビルです。
オーナー様によると、複数箇所で雨漏りが起きているとのこと。
ビルなどの大きな建物の場合、その大きさゆえに雨漏りの原因と雨水の浸入箇所を特定するのがむずかしいこともあります。
しかし雨漏り工事の前には、時間がかかってでも徹底的に原因調査をすることがとっても大事!
当店のスタッフも気合を入れて調査に臨みます(*•̀ω•́*)キリッ
まずは雨漏りでお困りの1階和室にお邪魔させていただきました。
雨漏りは、無垢材(むくざい)の天井から砂壁を伝い、欄間障子や長押(なげし)・鴨居(かもい)に至るまで広範囲に染みわたっています(゚o゚;
室外から状況を見ていきます。
和室の外側は樹木が生い茂っていて間近までは行けませんが、外壁の目地が確認できました。
結城市のビルの外壁はALCパネルが使われています。
建材の理想のほぼ全てを兼ね備えているALCですが、無数の気泡を含んだ多孔質のため、極めて吸水しやすいというデメリットがあります。
雨水が染み込みやすいので、目の届かない部分から浸水がはじまっているケースがあるのです。
外壁のところどころに塗膜の膨れが見られました。
ALC塗装で使用する塗料は透湿性の高いものを選んだ方が良いことはご存じでしょうか?
ALCは吸水性が高いため、透湿性の低い塗料ですと内部からの水分を抜くことが出来なくなり、行き場を失って塗膜に膨れができることがあるからです。
透湿性が高い塗料ならば、水蒸気を通過させるため、塗膜に与える影響は最低限になります(*^ー゚)b
外壁と外壁を繋ぐ目地の部分がひび割れています。
ここ以外にもあちこちで割れが発生していました。
ALCで特に気をつけなくていけないのが、目地のシーリングです。
ALCは雨水を吸水しやすい性質を持っていますから、シーリング材が傷むとそこから吸水してしまいます。
漏水対策の一因を担っている目地シーリングですが、一般的な耐用年数は10年前後です。
こちらのビルは前回のメンテナンスから10年以上経過しているとのことですので、経年劣化は致し方ないと思われます(^^;)
ビル屋上のパラペット(外壁と屋根の境界にある立ち上がり部分)には仕上げ材として笠木が被せられていますが、ジョイント部分にズレが確認できました。
ズレて隙間が出来ればそこから雨水が入り込んでしまう恐れがあります。
ALCは鉄骨作りに良く使用されますが、屋上のパラペット笠木を原因とする雨漏りにより、鉄骨を伝って下層階に被害が出ることも意外に多いのです。
しかし、お客様自身では不具合に気づきにくい箇所ですよね(>_<)
住宅に少しでも異変を感じたら、大事になる前に早めに業者に相談する事をお勧めいたします。
続けて、ビル2階の室内壁に発生した雨漏り状況を見ていきます。
室内を確認すると、サッシ部分の壁紙クロスが剥がれて大きく捲り上がっていますΣ(゚д゚lll)
床面と壁面の境目に設置する部材である、巾木(はばき)上部からの雨漏りによるものです。
過去に一度、大量に漏れて水浸しになったとのことでした(゚o゚;
玄関の上裏面にあたる軒天にも雨漏り染みが広がっていました。
軒天は陸屋根の真下に位置しています。
陸屋根は、通常の屋根と違い傾斜がないため雨水が溜まりやすく、しっかり防水する必要があります。
こちらのビル屋上の陸屋根は、ゴム製の防水シートを下地に敷くことで防水層を作る防水方法ですが・・・
防水層が劣化して、雨水が下の階まで伝って雨漏りを起こしているのでしょうか?
過去に一度漏水した際は、ドレン(排水口)部分が詰まって陸屋根が池状になってしまったとのことでした(ノ◇`;)
雨水浸出状況と屋上防水の状態などを勘案し、陸屋根からの雨漏りと判断し散水調査を行いました。
調査の結果、ゴムシート防水の立ち上り部から浸水している事が判明しました!
防水シートには必ず端っこが存在しますが、端の部分は剥がれやすく漏水に繋がりやすいのです。
垂直のパラペットと床面の取り合い、ドレン周りなどシート末端部分は特に注意してほしい部分です。
ドレン部のゴミを取り除いて詰まりを解消し、排水させた後の漏れはありませんでした。
ドレン周りのシート端やドレンそのものが雨水侵入位置ではないということですね。
やはり、雨水の侵入はゴムシート防水と外壁の設置部分の不具合によるものと考えられます。
全体的に浮きも確認できるため、ゴムシートを撤去した上での再防水工事が必要です!
ここまでかなり時間をかけて気になる箇所を調査してきました。
街の屋根やさんの無料点検は、40分~60分の調査時間を最低限頂いておりますが、現場によっては調査に1時間・修理作業に30分・・・なんてこともざらにあります(=^^=)
雨漏り修理は、修理そのものよりも原因を判明させる方が大変で難易度が高いのです。
しかし根拠なき修理ほど怖い物はありません。
時間や手間がかかってもしっかり調査することがとっても大事です!
今回はALC外壁のビルの雨漏り調査の様子を詳しくお伝えしましたがいかがでしたか?
耐久性が非常に高く優秀な建材であるALCですが、長く使用するには定期的なメンテナンスが必要です。
ビル等に多く採用されている陸屋根もまた、メンテナンスを欠かすことが出来ません。
陸屋根の防水層の劣化はALCに関係なく雨漏りの原因となりますし、水の侵入により室内の湿度が高くなることで、ALC外壁へも悪影響を及ぼしかねないからです。
快適な暮らしをいつまでも維持するためにも、お住まいの外壁がALCという方は大切にしてあげてくださいね!
街の屋根やさん水戸店では調査・点検・お見積もりを無料で承ります!
お住まいのメンテナンスでお悩みの方は、お気軽に当店までご相談ください٩(ˊᗜˋ*)و
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