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筑西市で太陽光パネル設置のコロニアル屋根を調査し工事法を判断
更新日:2022年2月24日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
先日筑西市にお住いのお客様のご依頼で、太陽光パネルが設置されたコロニアル屋根の調査を行いました。
近年は地球や家計に優しいという観点から、太陽光発電を取り入れる住宅は多く存在します。
では実際に、太陽光パネルを設置している屋根はどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか?
太陽光パネルに興味があるお客様や、すでにご利用のお客様もぜひご参考にしてくださいね(*゚▽゚)ノ
太陽光パネルが設置されたコロニアル屋根の外観です。
太陽光パネルの設置方法は、大きく分けて「屋根置き型」と「屋根一体型」の2種類があります。
屋根置き型は、コロニアル等の屋根材の上に架台を設置し、その上にパネルを取り付けます。
筑西市にお住いのお客様は、屋根置き型の東芝さんの太陽光パネルをご利用になっていました。
太陽光発電を取り付けるメリットと言えば、なんと言っても電気代を節約できる点でしょう(^-^)
初めに設置費用がかかりますが、取り付け後は電気代を抑えてお得に生活できるようになります。
太陽光パネルはこの数十年間で大幅に進化し、故障のリスクが少なくお手入れの手間が少ない点も大きな利点です。日光さえあれば発電が可能で、環境に優しくエコロジーであるということも後押ししているでしょう。
平成23年3月11日の東日本大震災では筑西市も多くの被害に見舞われましたが、普及の最大の要因となったのはその東日本大震災による原発事故と電力不足とも言われています。
屋根に上って調査開始です。
コロニアル屋根材の表面が砂状になり、ザスザスしています。
ザスザスになっているのは塗装の塗膜がなく、基材であるセメント成分が微細に砕けてしまっている状態です。
経年劣化の症状の一つです。
太陽光や紫外線、風雨の影響により、年数が経つごとに塗装は剥がれてきます。
ところどころ屋根材にヒビが入ったり欠けてるのが確認できます。
経年劣化の場合、塗膜の剥がれと一緒に起きていることが多い現象です。
大きく割れて屋根材が欠損してしまっています。
塗膜が剥がれた状態で長期間放置された屋根材は脆くなり、このように割れやすくなってしまいます。
あまり良いとは言えない状態ですね・・・
テレビアンテナの屋根馬(アンテナの台座)の錆が、屋根のてっぺん部分の「棟板金」にうつってしまい、コロニアル屋根にも広範囲にわたって錆が広がっています。
こういった錆の転移を「もらい錆」といいます。
アンテナの金属が劣化して、雨風によって錆びが飛散し別の素材にうつることはよくある現象です。
この茶色い跡は酸性ですので、美観を損ねるだけでなく屋根が傷む原因になります。
コロニアル屋根に塗膜が残っていればある程度は雨が流してくれるのですが・・・(´;︵;`)
棟板金を固定した釘が飛び出してしまっています。
このような「釘浮き」と呼ばれる状態があちこちに見られました。
棟板金は内部にある「貫板(ぬきいた)」に釘やビスで固定しています。
貫板が雨水などで腐食したり経年劣化で脆くなっていくと、釘の固定も弱まり抜けやすくなっていきます。
釘が抜けてなくなっています。
釘が抜けると屋根材と棟板金の間に隙間が生じ、棟板金がこのように浮いた状態になります。
釘穴が露出し、浮き上がった棟板金
大棟と隅棟の取り合い(連結部分)も浮いています
棟板金は屋根の中で一番風雨の衝撃を受けている場所です。
釘が効かなくなった棟板金は徐々に浮き上がっていきます。
ほうっておくと台風などの強風で棟板金が飛散することにもなりかねません(>人<)
筑西市では、東日本大震災において震度6強が観測され、建物被害として全壊7棟、半壊199棟、一部破損4,143棟が報告されています。
(※茨城県HP「市町村別建物被害件数一覧(令和3年3月1日現在)」参照)
また平成27年9月の関東・東北豪雨では川島地区及び船玉地区で鬼怒川が溢水し、床上浸水111棟(大規模半壊79棟、半壊32棟)、床下浸水96棟(一部損壊)の被害が報告されました。
(※筑西市HP参照)
このような自然災害が、お住まいのメンテナンスのきっかけとなった方も多くいらっしゃることと思います。
状態を確認する限り塗装だけでは心もとないのが当店の見解です。傷んだ屋根材は塗装では元には戻りませんので、屋根カバー工法や葺き替えでメンテナンスする方法になります。
お住まいをできるだけ長持ちさせるためにも、ここでしっかりとした屋根にしておくことが望ましいですね。
関連記事➤現在の屋根を新しい屋根で覆う、二重屋根になるのが屋根カバー工法
関連記事➤屋根葺き替えで不安を解消しませんか?
太陽光パネルが設置された屋根をメンテナンスする際には、一度太陽光パネルを外し、また取り付けなければなりません。
そのため太陽光パネルの脱着を伴う屋根リフォーム工事の費用は通常より高額になります( *_* )
また、一度太陽光パネルを外してしまうと、メーカー保証が切れてしまうことがほとんどです。
筑西市のお住まいに設置された東芝さんの太陽光パネルは、保証期間15年です。
(参考:Panasonicさん…15年、SHARPさん…パネルにより10~15年、京セラさん…無料10年/有料15年)
一般に、住宅用の太陽光パネルは20~30年間又はそれ以上発電し続けることが可能です。
最初の10年間は制度に基づく買取が行われ、その後少なくとも10年間は自家消費や自由契約での売電が行われることを想定して制度設計されています。
そのため、売電がすでに終了し現在の発電量がそれほど多くはない場合、工事に伴う太陽光パネルの着脱費用を考慮しパネルを撤去してほしいというお客様も最近は増えています。
太陽光発電は多くのご家庭にメリットをもたらす可能性があります。しかしながら設置後の屋根メンテナンスに伴う太陽光パネル取り外し&再設置工事には通常よりも高額な費用がかかります。
今回は現地調査のうえ、総合的な観点から塗装では心許ないと判断しましたが、コロニアル屋根材の耐久性が塗装でも保てる場合は、塗装でもご案内しているのが当店です。
関連記事▶太陽光パネルが設置された屋根を塗装する際の注意点
今の状態の屋根にどんなメンテナンスが最善か?判断に迷う時は街の屋根やさん水戸店にご相談下さい。
懇切丁寧なスタッフが、お客様に最適な屋根のリフォームを提案させていただきますヽ(*^^*)ノ
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