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高萩市の築30年のコロニアル屋根!最善のメンテナンス法を解説
更新日:2022年1月26日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
先日、高萩市で築30年のコロニアル屋根を調査してきました!
屋根が汚れてきたのでメンテナンスを考えていると言うお客様のご依頼です。
かつてはピカピカの新築だったお住まいも、30年も経てばいろいろなところが傷んできてしまいます(´;︵;`)
屋根は外壁と違ってお客様ご自身でなかなか見る機会がなく、どういう状況になっているのかわからない方も多いのではないでしょうか?
「築30年のコロニアル屋根ってどの程度傷んでるものなの?」「どんなメンテナンスをしたらいいの?」
今回はこのような観点からお話していきますので、コロニアル屋根にお住いのお客様は是非参考にしてみて下さいヽ(*^^*)ノ
高萩市の現場は、とても立派なお家でした!
大手ハウスメーカーさんで建てた建坪60坪のお宅だそうです(^^♪
外壁はとても丁寧にメンテナンスされており、一見、何も問題がないように見えます。
お客様にご挨拶を差し上げた所、屋根の汚れが気になるとの事です。
どんな状況なのか・・!?
実際に下屋根に梯子を架けて屋根に登ってみました(^o^)/
屋根は複合屋根形状
北側の屋根は茶色く錆びているように見えますね
先ずは、屋根に登りながらコロニアル屋根の浮きを確認します。
若干の浮きは認められますが、この程度であれば直ぐに大事になる事もないので一安心ですが、屋根全体を見る限りで言えばメンテナンスは必要な状態です。
アップで見ると、表面がまだらに変色しています。
シミ・そばかすでしょうか?
いいえ、これらはすべて「カビ」です!
なぜカビが生えるの?
屋根の塗装後に、その塗料が固まることで形成される塗料の膜を「塗膜(とまく)」といいます。
塗膜にはお住まいを雨風や紫外線によるダメージから守る働きがあります。
塗膜が劣化し防水性が低下すると、雨水や湿気によりカビや苔が発生します。
こちらの白い部分は、塗膜が完全に剥がれて素材が見えてしまっています。
塗膜は早くて5年程度で劣化が始まり徐々に剥がれていきます。
5~6年前に屋根塗装を行ったとお聞きしていましたが・・・
かなり劣化が進んでしまっていますね~(><)
この部分は、もう少し深刻で塗膜の剥離に加えて屋根材の割れも併発しています。
なぜ割れてしまうの?
塗膜が剥がれた状態で長期間放置された屋根材は、防水性が失われ湿気をおびたままになります。
そうなると屋根材自体が脆くなり、簡単に割れやすくなってしまうんです( ;∀;)
この軒先部分では、コロニアル屋根材が欠損していました。
割れをそのままにしておくと、完全に剥離した屋根材の破片が滑落してしまいます。
破片が落ちてくると大事故にもつながりかねず、このままでは危険ですね(;^ω^)!!
そして最も気になったのは、棟板金の劣化です。
「棟板金(むねばんきん)」とは、建物の最も高いところに取り付ける屋根部材です。
棟板金の継ぎ目に隙間があいています。
以前のメンテナンスの際にコーキング処理をしたようですが、すでに剥離しています(;▽;)
棟板金を固定している留め具である釘も浮いています。
板金は太陽熱による熱伸縮が若干発生します。
昨今は、棟板金の固定具にビスが使用されていますが、以前は釘止めが一般的だっので、熱伸縮の力で釘が持ち上がってしまう事はよくあるのです。
釘浮きから下地の貫板に雨水が伝わる事で腐食し、固定力が更に弱くなります。
この部分は屋根の継ぎ目なので漏水の観点からも同時に手を加えたい症状です。
コロニアルの耐用年数は一般的には約20年~30年程度です。
築30年経過していると、殆どのコロニアル屋根でこちらのお住まいと同様の劣化症状が出てきます。
屋根のメンテナンスというとまず『塗装』を思い浮かべる方が多いかもしれません。
どんなメンテナンスがあるの?
コロニアルのメンテナンス方法は『屋根塗装』『屋根カバー』『屋根の葺き替え』
の3パターンです。
どのパターンをお勧めするかは経過年数や症状によって判断します。
屋根の劣化が著しく塗装が出来ない場合、葺き替え・カバー工法でメンテナンスする方法になります。
関連記事▶スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)のチェツクポイントとメンテナンス方法
ただ残念ながら、屋根塗装では破損した箇所は直らず耐久性も戻りません( ;∀;)
屋根の下地の防水シートの耐用年数は30年以下で、その点も心配です。
幸い、屋根裏天井を確認させて頂きましたが・・
雨漏りはなく、屋根下地は健康そのもので今のところ大丈夫そうです!ヽ(*^^*)ノ
では・・どうするのが得策か!??
築30年のコロニアル屋根にはアスベストが含まれている
2004年以前に建てられたお住いのコロニアル屋根は、大半はアスベスト(石綿)が含まれています。
高萩市のコロニアル屋根は、年数的にアスベスト含有屋根材です。
アスベストを含む屋根はとても耐久性が高く、今でも多くの屋根に残されていますが、撤去や処分に高額な費用がかかります。
屋根葺き替えだと撤去費用だけで、30~40万はかかってしまいます(;´∀`)
全ての状況を鑑みれば、屋根カバー工法が最善策だと当店は判断します!
耐久性や防水性を考慮すれば、屋根塗装では心もとないのが当店の見解です。
屋根葺き替え工事の選択肢もありますが、高額なアスベストの処分費用がお客様の負担増になってしまうので、カバー工法が最善だと判断します(^o^)/
当店は調査結果を踏まえてカバー工法をお勧めいたしますが、あくまでもご提案であり決して無理強いするものではありません。
一案とすれば、リーズナブルな屋根塗装で乗り切ることもお客様の選択です。
ただし当店で屋根塗装を依頼された場合は、残念ながらお断りせざるおえません。
その場だけの売り上げを考えれば屋根塗装の受諾は確かに当店のメリットですが、お客様のリスクや先々のランニングコストを優先したいのが当店です!
屋根のプロとしての拘りです!ご理解頂ければ幸いです\(^o^)/
今回は、施工後30年が経ったコロニアル屋根の状態とメンテナンス方法のご紹介でしたがいかがでしたか?
世の中には様々な屋根がありますが、どんな屋根でも経年による傷みはでます!。
築年数が経過したお住まいは是非一度本格的な点検をしてあげてくださいね。
街の屋根やさん水戸店では調査・点検・お見積もりを無料で承ります!
屋根のメンテナンスでお悩みの方は、お気軽に当店までご相談ください(*´▽`)ノノ
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