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ひたちなか市の金属屋根塗装現場で下処理の大切さを解説します
更新日:2021年12月6日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、ひたちなか市の金属屋根塗装現場からのご報告になります。
一口に「屋根塗装」と言っても単に塗料を塗るだけではなく、様々な下処理が必要です。
今回は、塗装前の下処理に焦点を当ててお届けしたいと思いますのでよろしくお願いします\(^o^)/
金属屋根に使われる素材は主に6種類に分かれます。
素材 | 耐用年数と特徴 |
トタン | 10年~20年 低コストで施工も簡単なことから、工場や倉庫の屋根に多く使われています。錆に弱く熱を通しやすいという特徴があります。 |
ガルバリウム | 20年~30年 トタンより耐食性が高く、多彩な塗装が可能です。潮風に弱い側面がありますが、比較的安価で扱っている業者も多く、現在最もメジャーな金属屋根材です。 |
ジンカリウム | 30年~50年 亜鉛とシリコンの含有率がわずかに異なるガルバリウムよりも、耐久性に優れています。塩害にも強く、汚れが付着しない綺麗な状態が長期間続きます。 |
ステンレス | 約50年 キッチンのシンクに使用されることが多く、非常に高い耐久性と耐食性を持っています。価格が高額なことと、施工できる業者が少ないため、普及率はまだまだ低いです。 |
銅板 | 60年以上 一番の特徴は、年数が経つにつれ徐々に青緑色に変化していく風合いと重厚感です。軽量で加工がしやすいのですが、非常に高価なため住宅に使用されるケースは数少ないです。 |
チタン | 100年以上 金属屋根の中で最強の耐久性能を誇ります。軽量な上、錆等の酸化とはほぼ無縁であるため、現在は神社や仏閣の屋根に使われることが多くなりました。 |
ひたちなか市の金属屋根はガルバリウムのフッ素鋼板(フッ素樹脂塗料を焼き付け塗装した鋼板)です。
ガルバリウムとはアルミニウム、亜鉛、シリコンを組み合わせた合金のことで、そのガルバリウムにメッキを施した鉄の建材がガルバリウム鋼板です。現在は屋根から外壁まで幅広く用いられていますが、ここまで普及した理由としては、第一に「錆びにくさ」です。
ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーと言われていますが、屋根は日々過酷な環境に晒されているため、適切なメンテナンスを怠ってしまうと錆が発生します。
今回の現場では赤錆が発生していました。
赤錆はガルバリウム鋼板自体に傷がついた場合にできる錆です。
台風による飛来物がぶつかった際にできた傷から、赤錆が発生することがあります。一部が腐食したことにより、「もらい錆」と言った現象が起こり、さらに赤錆の腐食が広がっていきます。
これらは、金属特有の傷がつきやすい点が原因となっているようです。
ひたちなか市のガルバリウム鋼板屋根には、元々フッ素塗料が塗られていました。
塗料も、ウレタン<シリコン<フッ素とグレードが上がるように、通常にガルバリウム鋼板に比べてフッ素塗装されたフッ素鋼板はさらに耐久性が高まります。
本来は錆にも強いはずなのですが…おそらく25年以上ノーメンテナンスが原因の錆だと思います。
10年~15年程度でメンテナンスをしておけば、ここまで錆が広がらなかった可能性もありますね( ;∀;)
それではガルバリウム鋼板屋根に塗装を施す際の下処理について、順を追ってご説明いたします。
通常の屋根塗装の工程は・・・
①高圧洗浄 ②下塗り(プライマー) ③中塗り (着色仕上げ1回目) ④上塗り(着色仕上げ2回目)
となりますが、錆びついたガルバリウム鋼板は塗装前の下塗りが重要になります。
金属屋根材の錆剥がれた部分を、塗膜が密着している部分まで研磨する作業を行います。
金属の錆や錆剥がれは薄皮のように安易に剥離するため、このまま塗装を施すと塗装剥がれを起こします。
そのため、基材ときちんと密着している部分まで研磨する作業が必要で、この作業をケレンと呼びます。
錆びの度合いに応じて研磨材は様々ですが、今回は不織布研磨材を使用して手ケレン作業を行いました。
ケレン前とケレン後を見比べてみて下さい。
錆び剥がれた部分は除去され、基材に密着している層まで綺麗に研磨されていますね。
昨今は、ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板などの金属屋根材が人気ですが、屋根塗装時に錆剥がれが発生していれば必ずこのケレン作業が必要になりますよ!
金属系屋根材の弱点は、ズバリ錆です!ぜひ覚えておいて下さいね(#^.^#)
次は高圧洗浄作業です。
屋根塗装や外壁塗装工事の前には必ず行う高圧洗浄ですが、屋根材の付着物の洗浄はもちろんのこと、劣化した密着していない塗膜を剥がすのも高圧洗浄の大切な仕事です。
先にご紹介したケレンやこの高圧洗浄が不足すると、仕上がりの悪さ・基材と塗料の密着不足・通常よりも早く剥離してしまうなど様々な弊害を及ぼします。高圧洗浄は以前にも書いているので割愛しますが、ご興味のある方は関連記事でご覧くださいね(^o^)丿
関連記事▶
東海村で外壁塗装前のプロの高圧洗浄!みるみる剥がし落とします
下処理作業はさらに続きます。
通常の金属屋根であれば錆止めを含んだプライマー(下塗り材)を塗布するのですが、今回はフッ素鋼板なのでフッ素鋼板用のプライマーを使用しなくてはなりません。
ただ、フッ素鋼板用プライマーには耐食性(防錆性能)がないため、ケレンした部分にのみこの耐食性(防錆性能)を持つエポックマイルド2000プライマーを塗布しました(''ω'')ノ
冒頭でも解説しましたが、通常の屋根塗装は
【高圧洗浄】【下塗りプライマー】【中塗り※着色1回目】【上塗り※着色2回目】
今回のひたちなか市の屋根塗装は
【ケレン】【高圧洗浄】【部分錆止め】【下塗りプライマー】【中塗り※着色1回目】【上塗り※着色2回目】
となり、ひたちなか市の現場は通常の屋根塗装と比べて2工程増えた屋根塗装工程なんです\(^o^)/
下塗り材(フッ素鋼板用プライマー)
下塗り工程を開始!
そして、ようやく通常の屋根塗装工程である下塗りに入りました!
今回の下塗り材は赤錆色なので、塗布してしまうとその前に工程が分からなくなってしまいますが、この記事をお読みの方はどのような工程を行ったか分かりますね(^^♪
屋根塗装は、屋根の材質や状態によっても塗装工程は変わり、選択する材料も変わります!
ただ、塗るだけが塗装ではありません!下処理の大切さが少しでも皆様に伝われば幸いです\(^o^)/
今日は、ひたちなか市の屋根塗装現場から、金属屋根塗装時の下処理について書いてみましたがいかがでしたか?
屋根塗装は仕上がりはさることながら、その状態をどれだけ継続できるかで善し悪しは決まります。
今回の下処理工程は、塗りつぶせば見えなくなる工程ですが、実はその工程が最も大切なのが屋根塗装です。
街の屋根やさん水戸店は、お客様を全力で応援いたします!
初めての屋根塗装・金属屋根塗装・屋根工事をご検討に方は、気軽にご相談下さいね\(^o^)/
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