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水戸市で割れやすい屋根材シルバスの調査とメンテナンス法を紹介
更新日:2021年11月12日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、水戸市で行った割れやすい屋根材でもあるシルバス屋根の調査のご報告になります。
「シルバス屋根?」あまり聞いたことのない名称ですよね。
今回はシルバス屋根材の解説も交え、メンテナンス方法までお届けしたいと思います。
割れや欠けが見つかった水戸市のお客様宅のシルバス屋根
「シルバス」は松下電工(現パナソニック)が製造販売したノンアスベストスレート屋根材です。
アスベストの危険性や健康被害の問題を受け、ノンアスベストの屋根材として20年前に登場しました。
少し前に同じく松下電工が製造したものに「レサス」という屋根材があります。
この「シルバス」と「レサス」は割れやすいスレート屋根材なので、メンテナンスには注意が必要です。
ひび割れ 欠損 反り 割れた屋根材の脱落
築10年ほどで、これらの不具合が相次いで起こり始めます。
ノンアスベスト製品の先駆けとして販売されましたが、製造方法や内容物を変更した結果、
耐久性等に著しい問題を抱えることになり、わずか3年足らずで製造販売は終了となりました。
※シルバス製造期間 2001年(平成13年)~2003年(平成15年)
※レサス製造期間 1999年(平成11年)~2006年(平成18年)
ご依頼をいただいた水戸市のお客様宅は、築20年少々です。
1枚の写真の中にも、「よく起こる不具合」で触れた症状がいくつも現れており、
劣化がかなり進んだ危険な状態です。
崩れやすい屋根の上での診断には、細心の注意を払わなければいけません。
シルバスは非常に割れやすい屋根材ですので、脆弱だと思われる箇所は、
長梯子や高所撮影用の機材を組み合わせて調査を行いました。
横から見た屋根の破損状況
軒先に繁殖したカビやコケ
シルバス屋根を横から見ると、破損具合がより分かります。ぼろぼろに欠けて崩れた
屋根材は、強風に煽られた場合に脱落する恐れがありますので大変危険です。
表面の塗膜が剥がれ、水分が溜まりやすくなった軒先に発生するのがカビです。
カビやコケの増殖により、水捌けはどんどん悪くなり、屋根材自体を
脆しくしてしまいますので、早目の対処をお勧めします。
シルバス屋根の頂点部分には必ず棟板金がついています。
棟板金の下地には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木が用いられ、
雨水の侵入を防止するため、棟板金はしっかりと貫板に固定されます。
しかし年数が進むにつれて釘に緩みや浮きが生じ、最終的には抜け落ちてしまいます。
お客様宅でもかなりの本数の釘浮きが見つかり、中には錆に覆われ簡単に抜けてしまう
釘もありました。貫板の劣化も考えられ、棟板金の飛散に繋がる前に補修が必要です。
~塗装はNGです!~
なぜ塗装をしてはいけないのでしょうか?
シルバスはとても割れやすい屋根材です。
屋根塗装の前には、古い塗膜を剥がすため高圧洗浄を行いますが、脆くなっているシルバスの損傷は一層激しくなってしまいます。
表面上は綺麗に塗装をしてもすぐに割れる可能性が高く、なにより反りや欠損、脱落した部分は塗装では補うことができません。
塗装は不可、またはお勧めできない屋根材・パミール(ニチハ)
・レサス、シルバス(松下電工)
・セキスイかわらU(積水化学工業)
・アーバニーグラッサ(クボタ)
初期のノンアスベスト製品は、不具合が多く劣化が早い点が特徴です。
屋根の塗装をお考えの方は、ご自宅の屋根材を今一度ご確
認ください<(_ _)>
参考記事➤2000年前後に製造されたスレート屋根材には要注意!
まず目についたのは雨樋です。
紫外線や熱の影響により、軒樋(軒先に沿わせて設置された樋)が歪曲し
変形しています。また、軒樋を固定するための支持金具も外れた箇所が多く、
さらに不具合を起こしやすい状況になっています。
雨樋の寿命は15年~20年ほどなので、状態から見てそろそろ交換の時期かと思われます。
家屋から外側に伸びている屋根の裏側にあたる天井部分を軒天(のきてん)と言います。
こちらのお宅はプリント合板を使用していますが、経年により接着力が低下し、表面のプリントシートが剥がれてしまいました。
さらに、破損個所より入り込んだ雨水が滞留した跡も見られるため、雨漏りを引き起こす前に補修を行う必要があります。
今回は、シルバス屋根の調査の模様とメンテンス方法までをお届けいたしました。
お客様に調査の結果をご報告した上で、屋根葺き替え工事もしくは、
屋根カバー工法のどちらかを選んでいただく予定です。
また、歪みや金具外れが多い雨樋に関しては集水器を含めた交換工事、
軒天は損傷箇所のプリント合板を張り替える工事も、併せてご相談させていただきます。
一般の住宅でも、屋根材の種類によってメンテナンスが難しい場合もあります。
街の屋根やさん水戸店では、しっかり調査を行った上で、
屋根材に最適なメンテナンス方法をご提案いたします!( °∀° )/
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