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結城市の屋根工事現場で解説する留め具の選定や屋根下地の大切さ
更新日:2021年8月4日
こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回は、結城市で行っている屋根工事現場からのご報告です。
突然ですが、、屋根工事を行う上で、消費者側の立場からすれば屋根工事金額の総額に目が行くのは私も消費者の一人として重々理解できますが、総額ばかりに気を取られすぎてしまうのには要注意です!
今回の結城市の屋根工事現場は、色々な対比が出来る項目が見つかったので、いつもと思考を変え、問題定義しながら解説した施工状況記事を書いていきたいと思います。
着手日の様子➤結城市のマンションでの屋根工事は荷揚げをクレーン車で行います
棟板金解体時に見つかった、留め具であるビスの選定ミス
今回の結城市の屋根工事は、カラーベストへのガルバリウム鋼板カバー工法です。
カバー工法は、既存の屋根材の上から重ねて屋根材を施工する工法ですが、屋根材の頂点にあたる棟板金は下地の木製貫板からの撤去が必要です。
解体作業は三名の職人で行っていますが、通常以上に簡単に下地から抜けてしまう状態でした。
木製貫板に雨水が浸水していました
既存の留め具には30㎜の釘が使われていました
今回の結城市の屋根工事現場は、4階建てのマンションの屋根です。
高層階にお住いの方ならわかると思いますが、風は高層階であればあるほど強くなります。
本来であれば、高層屋根での強風対策を施さなくてはならず、まして今回のマンションの屋根下地はコンクリート下地です。
既存の貫板に使われていた留め具は釘で、更に長さ30㎜では心許ないのは明らかです。
今回、当店で準備した留め具がこちらです。
コンクリート対応のビスで、長さは70㎜なので今までの倍の長さです。
現場調査の際、天井裏から下地の状態も確認している為、この長さを打ち込んでも問題はありません。
また、釘からビスに変更することで固定力も増します。
留め具の選定は見積りに出ていない事も多く、業者に任せられていますが、普段見えない場所への留め具を現場によって選定し、責任をもって施工するのがプロです。今回、万全を期して施工させていただきます\(^o^)/
カバー工法の際に選択する、屋根下地である防水シートの選定も大切
今回、結城市の屋根で使用する粘着式防水シートです。
普段、屋根材の下に施される屋根下地はお客様の目に触れる事はありませんが、この防水シートの選定は将来の雨漏りリスクへ直結してしまう重要な防水層なのでしっかり選定しなくてはなりません。
防水シートは種類が豊富ですが、素材・性質・耐用年数などの違いにより価格も異なります。
無論、お客様にも予算が存在するので、やみくもに高額な防水シートを選択する事が良いことだとは思いませんが、既存の屋根材の状態に合わせて選定されるのがベストだと思います。
結城市の現場の屋根材には沢山のヒビ割れが発生していました。
今回使用する粘着式防水シートの耐用年数は約20年とメーカーさんで発表していますが、同じ対応年数20年の防水シートで今回選定した物よりも安価な物も存在します。
但し、既存の屋根材の状態に合わせて選定するのがプロです。
今回の、結城市の現場の屋根は、画像のように沢山のヒビ割れが発生してしまっています。
画像のようなヒビ割れが起こっている屋根には粘着式が最適です。
粘着式防水シートは、粘着層がヒビ割れをサポートすることもでき、同時に留め具の打ち込み孔にもシール性(シーリング効果)を持たせることも出来る防水シートです。
屋根工事方法は同じでも、既存の屋根の状態によって選定部材は変化するものです。
御覧の皆様が屋根工事を検討される際には、頭の片隅に入れておいてくださいね(^^)
この部分は、以前雨漏りが発生し他社さんで塞いだ部分です。
今回、居室に雨漏りが発生した事で屋根工事を行う事になったのですが、以前他社さんで行った雨漏り補修部分からも漏水が認められていたため、どぶ溝を塞いでいた板金を捲りあげて撤去します。
以前、対策した場所は意味を成していません。
このような屋根内に取り付けられる『どぶ溝』は、とても雨漏り発生リスクが高く、事前発見の難しい部位です。
数年前に雨漏りが発生し、板金を使用した閉塞対策がどぶ溝に施されていましたが、板金下地が浸水腐食を起こし再び浸水してしまっていました。
雨漏りの応急処置に過度の期待は禁物です。
雨漏りなどでの応急処置は、安価で済む一方再発のリスクが伴うことを忘れてはいけません。
喉元過ぎれば・・と私もなりがちですが・・・(;'∀')
応急処置はあくまでも応急処置なので、過度の期待は禁物です。
今回の屋根工事にあたり、このどぶ溝部分に加工した新しい下地を形成して既存屋根との高さを合わせて凹凸を無くし、面で屋根を作る仕様で提案してありますので、もう心配はいりません。
雨漏りリスクの高いどぶ溝がなかったかの様な仕上がりです。
勿論、どぶ溝のあった部分にもしっかり防水シートを施工してあります。
このような工事は、応急処置では叶いません。雨漏りリスクと屋根工事費用のバランス!?
お客様の考えどころですね(;^ω^)???
屋根工事は、材料の選定とキメ細かな職人技術によって施工されています。今回は
『結城市の屋根工事現場で解説する留め具の選定や屋根下地の大切さ』と題し、少し突っ込んだ解説をしたつもりですが如何でしたでしょうか?
屋根工事には多くの費用が必要となり、その大切な費用を無駄にしないためにも、今回の記事が少しでも皆様の役に立っていれば幸いです。
次回は、屋根材を葺く状況をお伝えします。時間がありましたら再度閲覧しに来て下さい\(^o^)/
施工記事(完了記事)▶結城市でスレートコロニアルへのカバー工法が完了しました
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