結城市でアパートの折板屋根を調査しボルトキャップの劣化を確認
更新日：2021年5月27日
現場は築40年のセキスイハイム施工の賃貸アパートです
シリーズ化された鉄骨造りの建物で、今でも目に触れる機会が多くありますね。
このタイプは、屋根が傾斜になっておらず、屋根材は凹凸のある折板屋根です。
階段の踊り場から梯子を掛け、屋根の上に登ります
屋根に傾斜が無いので、怖い思いをする事はありませんが凹凸のある折板屋根は
歩く場所を間違えるとヘコんでしまう事があるので注意が必要な屋根材です。
下地のタイトフレームから出たボルトに、上からナットで固定する折板屋根です
セキスイハイムさん施工の折板屋根は、ノンボルトタイプの折板屋根もありますが
結城市の賃貸アパートの折板屋根はボルト固定式の折板屋根です。
現在、室内に雨漏りしているお部屋が無いとの情報なので一安心ですが、
このボルト固定式の折板屋根は、ボルト錆びからの雨漏りがとても多いタイプです。
ボルトキャップが激しく劣化しています。
固定ボルトには、錆びの発生を防ぐ為のボルトキャップがあり、ボルトが錆びない
対策が施されていますが、紫外線により激しく劣化破損してしまっています。
今まで、長くボルトを雨水から守ってくれていましたが、ここまで劣化していると
ボルトキャップだけでも先に交換したい状態です。
南西方向に、錆が集中
折板屋根の溝に錆が進行しています
『この部分は怖いな～』と思った、重なり部分の錆び
この部分は、折板屋根材の重なり部分です。
屋根材は、屋根の大きさに合わせて一枚物の屋根材で葺く事ができないので
必ずこの様な重ね合わせの部分ができてしまいます。
重ね代を設け、浸水対策は施してありますが、この部分で錆びが進行すれば
雨漏りの発生に繋がります。錆び止めを含んだ屋根塗装を施し、その際に
ボルトキャップを全て交換するのが最善の対策だと判断します。
今はまだ、屋根塗装で補う事ができます。
錆びの放置は貰い錆び（もらいさび）を呼び、放置時間に比例して被害は広がり
金属の腐食も進行させてしまいます。
錆びが進行して朽ち果てた状態では屋根塗装で補う事ができなくなりますので、
調査結果をまとめ、オーナー様に迅速に報告したいと思います ヽ(^o^)丿
住宅の一番高い場所に位置するのが屋根です。
普段目に触れない屋根上での不具合は、定期的な調査での事前把握が大切です。
『10年以上屋根のメンテナンスをしていない』
『屋根から何か変な音がする』等々
屋根でのご相談は、当店の無料点検の活用が便利だと思います。
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