西条市で古く傷んだテラス屋根の波板交換しました
更新日：2022年3月2日
こちらの屋根の形状は2方向の屋根面が合わさっている屋根形状で隅棟があります。
まずは隅棟の棟板金と木下地の貫板を解体撤去します。
トタンの棟板金は経年劣化で表面が錆びていました。中の木下地は棟板金を留める釘から雨水が伝って木材の一部が変色していました。この症状が進行すると貫板に釘が刺さっている部分が腐って固定力がなくなって台風など強風の影響で棟板金が飛ばされることもあります。
棟板金の劣化は早期の対応が必要です。
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最近では耐久性の高いポリカ（ポリカーボネート）製がよく使われています。
波板を撤去すると下地の木部があらわれました。
屋根の端部にある垂木が雨ざらしだったので腐っていました。この垂木は外せないので横に新しい垂木を添わせて補強します。
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波板を釘留めする為の木下地の一部が腐っていたので、悪いところだけ切り取って新しい木下地に取り換えます。
元の木下地と同じ高さになるように木材を加工して、表面を違和感がないようにと防腐効果の塗料を塗ります。
これで丈夫な木下地への補修ができました。
波板の山に釘を打ち木下地にしっかりと効かせます。
波板がズレていかないように事前に波板の割り付けを木下地に付けておくことも重要です。このひと手間が仕上がりの出来に大きく関わります。
まずは下地の貫板ですが、木材ではなく人工樹脂製のタフモックを使用するので腐食する心配はありません。
貫板に棟板金を被せ横からビスで固定します。ビス穴から雨水が侵入しないようにビスの頭に止水のパッキンがついてあるビスを使用します。
これで台風などの強風でも棟板金が飛散する心配はありません。
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経年劣化で色がくすんでいた波板が新しく交換したことで採光性もあがり内部が明るくなりました。
また波板や棟板金の釘やビスの固定がより強力になったので台風などの強風でも安心です。
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