鴻巣市で飛び込み業者から「瓦がズレていますよ！」と指摘されご相談いただきました！棟瓦の積み直しと漆喰の詰め直しをさせていただきました！！
更新日：2023年11月27日
街の屋根やさん上尾店です♪
今回は、屋根の修理業者の飛び込みで「屋根の瓦がズレてしまっていますよ」と言われ、ご相談いただき現地調査の段階からどのような施工をしたか紹介していきたいと思います！！！
ですが、こういった飛び込みの業者の中には悪徳業者も存在していて、詐欺のトラブルが増えています。
そういう時は見えない場所なので不安があるかと思いますが、急いで判断せず信頼できる業者に1度相談されるのがいいと思います！
そして屋根に上らせないようにしてください！！壊れていない所まで壊されてしまう可能性がありますのでご注意ください！(;´･ω･)
今回のお客様は冷静な判断をされて、そのまま飛び込み業者に依頼することなく弊社にご相談いただきました。
また、お家の構造、物陰で見えないところは直接屋根に上らせて見させていただいています。
今回は飛び込み業者に「瓦のズレ」と指摘されていました。
実際に瓦のズレもありましたが、ズレどころか落ちているものも・・・。
ここまでは上から見てみないと分からないですね(;'∀')
屋根の辺と辺のつなぎ目の部分を棟（むね）と言うのですが、その中でも棟瓦の最上部に乗せられている丸型の瓦を「冠瓦（かんむりがわら）」そしてその下に何段も冠瓦の下に積まれている平の瓦を「熨斗瓦（のしがわら）」といいます。
そして、瓦もですが、私たちはもう一つ気になる所がありました。
それは漆喰（しっくい）です。
漆喰とは、先ほど紹介した「棟」の土台を守るために塗り込んでいる材料で左の写真の矢印の棟と屋根瓦の間の隙間の部分をいいます。
消石灰を主とした材料の為、瓦と違い耐用年数は短くなっています。
瓦の耐用年数が約50年に対して、漆喰は約20年となります。なので、先に漆喰が劣化して表面が朽ちてきたり剥がれてしまったり色が変色したりと徐々に症状が現れます。
消石灰を主とした材料の為、瓦と違い耐用年数は短くなっています。
瓦の耐用年数が約50年に対して、漆喰は約20年となります。なので、先に漆喰が劣化して表面が朽ちてきたり剥がれてしまったり色が変色したりと徐々に症状が現れます。
ではズレが生じていた部分を直していきます！！
他の屋根瓦はしっかり固定してあったので棟全体を一度撤去します。
ズレが生じていたという事は他の部分にも同様の不具合が起きている可能性が高いです！
なので今後瓦のズレが起きない様にする為に積んでいる瓦を一度撤去して再施工する。ということが大切です( ｀ー´)ノ
取り外した瓦は割れないように丁寧に扱います。
他の屋根瓦はしっかり固定してあったので棟全体を一度撤去します。
ズレが生じていたという事は他の部分にも同様の不具合が起きている可能性が高いです！
なので今後瓦のズレが起きない様にする為に積んでいる瓦を一度撤去して再施工する。ということが大切です( ｀ー´)ノ
取り外した瓦は割れないように丁寧に扱います。
先程もお話ししたように瓦の寿命は長いので使い続けることができる屋根材です。
今回のように瓦がずれてしまった場合は瓦ではなく土台が原因になっているケースが多いので瓦自体は同じものを使います！！！
今回のように瓦がずれてしまった場合は瓦ではなく土台が原因になっているケースが多いので瓦自体は同じものを使います！！！
棟部分を綺麗にして再度熨斗瓦を積み直していきます。
白い南蛮漆喰を使い屋根瓦と棟にあたる熨斗瓦の間を埋め固定をしながら積んでいきます。
一度撤去した棟部分に瓦がまっすぐ固定できるよう、目印となる赤い糸（水糸）を張り瓦を積んでいきます。
実は瓦には、番線という針金を通すための小さい穴が空いています。
この穴に番線を通し、積み上げた瓦同士を内側からしっかりと固定していきます。
熨斗瓦をのせ終わったら、今度は棟の1番上に乗せる冠瓦をのせます。
ですが写真を見ていただくと先ほどと様子が違います。
漆喰がさっきのは白かったのに今回は黒いものになります！！
ですが写真を見ていただくと先ほどと様子が違います。
漆喰がさっきのは白かったのに今回は黒いものになります！！
南蛮漆喰は、瓦屋根の棟に使う葺き土（ふきつち）の代わりとして使用することができます。なので普通の漆喰は葺き土を必要としますが、南蛮漆喰だとその手間を省くことができます！
ちなみに南蛮漆喰の耐用数は7～15年になります！
ちなみに南蛮漆喰の耐用数は7～15年になります！
また、雨樋（あまどい）付近も漆喰の詰め直しをさせていただきました！！！
漆喰の詰め直しとは既存の古い漆喰を撤去し、新しい漆喰を詰める事です！！
雨樋の劣化によっても外壁と屋根の間部分に隙間が生じやすく、屋根の漆喰に浸透してしまったり、雨漏りの原因になったりするからです。
漆喰の詰め直しとは既存の古い漆喰を撤去し、新しい漆喰を詰める事です！！
雨樋の劣化によっても外壁と屋根の間部分に隙間が生じやすく、屋根の漆喰に浸透してしまったり、雨漏りの原因になったりするからです。
棟は綺麗にズレのないよう積みなおさせていただき、漆喰もしっかりと補修させていただきました！！！
これで、しばらくは瓦のズレを防ぐことができ棟以外の場所も漆喰を詰め直した事で雨漏りのリスクも減ります！！！
今回は、飛び込み業者により瓦のズレを指摘された事で現地調査。そして瓦の積み直しと漆喰の詰め直しをしました。
お客様にも満足いただきました(*^▽^*)♪
ご自身で屋根を見るのは難しいと思います。
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家の気になる所、見て欲しい場所等ありましたらお気軽にご相談ください！！
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