更新日:2025年12月12日
こんにちは。街の屋根やさん埼玉上尾店です。本日は、ベランダの防水工事の重要性に関してお話しをさせて頂きます。また、ベランダからの雨漏りに関しましてのご説明もさせて頂きます。
屋根の場合は勾配があるので雨水が流れ落ちやすいのですが、ベランダやバルコニーの床は排水を考え、僅かに勾配がつけられていますが、ほぼ平らで、四方を壁で囲まれている為、どうしても雨水が溜まりやすくなってしまいます。面積が広ければ広いほど漏水や雨漏りのリスクが高まります。
これらの図のように、雨漏りの原因は様々です。
雨漏りの原因と言うと屋根から!と考えがちですが、ベランダやバルコニー
からの雨漏りということも十分に
考えられますし、一カ所からでなく複数個所からという場合も多くあります。
ベランダやバルコニーの床面は、下地の上に防水層を作り、その上にトップコート塗料を塗り重ね構成されています。一般的な住宅では、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含浸させた複合材料で防水層を作るFRP防水や、ゴム、塩化ビニールなど、防水性のあるシートを重ねていくシート防水などがあります。
防水層の耐用年数は10から15年と言われています。素材によっては20年程度のものもありますが、ベランダやバルコニーは太陽の紫外線や雨風の影響を受け、日々劣化していきますので、ひび割れなどが発生してしまう前に10年程度を目安にメンテナンスをお考えになられることをお勧めします。
防水リフォームが必要な症状には以下の様なものがあります。
・表面の荒れ、色褪せ(防水層を覆っているトップコートの機能が低下してきた証拠です)
・排水不良(ベランダ、バルコニーに水が溜まる)
・表面の浮きや波うち(防水シートを用いた防水で見られる症状です)
・表面のひび割れ(ほぼすべての防水方法で見られる症状です)
・植物の繁殖(植物の根や茎は非常に強くアスファルトやコンクリートを破壊し成長するので要注意)
・表面の傷(表面だけでなくその下の防水層まで傷がついている場合もあります)
経年劣化が進み、色褪せやコケなどが見受けられたベランダが下塗り~中塗り、上塗りと防水塗装を行い見違えるように綺麗になりました。
ベランダ床の傷みが激しく剥がれなども見受けられましたが、防水塗装により大変身しました。
こちらのお客様のお写真は、防水塗装の下塗りから中塗りを終え、上塗り(仕上)塗りの最中と、完了の様子です。
塗膜の劣化が始まっていましたが、防水
塗装を
行う事で、新築時のような美しい床面になりました。
ウレタン防水、ベランダ・バルコニーの防水工事の流れ
ウレタン防水によるベランダ・バルコニーの防水塗装工事の流れは、まず、バイオ高圧洗浄を行い汚れをきれいに取り除いていきます。
傷んだ場所を洗浄する場合は圧を弱めて行います。そして立ち上がり部(床と外壁の境目)の防水処理を行います。次に防水シートを敷設し、古い防水層に溜まった水蒸気を逃がすために脱気筒を設置します。この作業を行う事で膨れ等が起こらないようになります。排水溝付近もウレタン防水材を周辺に塗布しておきます。数回、ウレタンを塗布した後、トップコートを塗って完成です
シート防水から、FRP防水に変更する場合は、
まず、シート防水の防水層を撤去します。
撤去後、木材の
下地の上にFRPの防水層を作っていきます。
下地の継ぎ目にはシーリングを施します。
その後樹脂との密着性を高めるために
プライマーを塗り
その上からガラスまっとを敷き、樹脂を塗りこんで防水層を作ります。
更に防水効果を高めるために
トナーを入れたポリエステル樹脂を塗っていきます。
こうすることで防水層に厚みが出来、表面を滑らかにすることも出来ます。
その後、トップコートを塗布
します。
防水層の保護と光沢を持たせ見栄えを良くするために
数回塗布します。これで
FRP防水工事の完了です。
FRP防水のメリット、デメリットに関しまして、弊社HPにて、詳しく説明させて頂いておりますので
ぜひ、こちら↓もご覧ください
- 屋上、ベランダ・バルコニー、どこでもFRP防水が最強である5つの理由
どんなに
頑丈な防水処理であ
っても年月と共に劣化してきます。
屋根や外壁と同じように
防水も定期的なメンテナンスが必要です
ので、ベランダに出た
時など時々チャックしてみてください♪
街の屋根やさん埼玉上尾店では、リフォームに関するご相談をお待ちしております。どんなことでもお気軽にご相談ください。お電話お待ちしております♪
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