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桜井市で黄色い屋根のハイツを点検!セキスイかわらcityの劣化状態
更新日:2026年8月1日
桜井市にお住まいのオーナー様より、「所有しているハイツの黄色い屋根が傷んできている気がするので、現在の状態を一度プロの目で確認してほしい」とご相談をいただきました。こちらの物件は築年数が経過しており、これまで一度も屋根の塗装メンテナンスを行ったことがないとのことです。集合住宅において、屋根のトラブルは入居者様の暮らしに直結する重大な問題となります。大きな雨漏りなどの被害が発生してしまう前に、しっかり現状を把握して対策を講じたいという想いから、今回の無料点検のご依頼につながりました。
桜井市にある集合住宅(ハイツ)にお伺いし、さっそく屋根の点検作業を開始いたしました。
今回点検した屋根には、目を引く鮮やかな黄色い瓦が葺かれていました。
調査を進めていくと、この屋根材は「セキスイかわらcity」と呼ばれる製品であることが判明しました。
セキスイかわらcityは、かつて積水屋根システムが販売していた屋根材です。有名なお悩み屋根材として知られる「セキスイかわらU」と全く同じ素材で作られており、表面の波打つデザイン(形状)のみが異なる、いわば兄弟のような商品です。
専門的な分類では「彩色石綿波型スレート(さいしょくせきめんなみがたすれーと)」と呼ばれる種類に該当します。これはセメントに石綿(アスベスト)を混ぜ合わせて補強し、表面に色を塗って波型に成形した屋根材のことです。
一般的な戸建て住宅で採用されるケースは少なく、主にハウスメーカーが手掛けるハイツなどの集合住宅を中心に普及していました。
築30年・塗装歴なしの「セキスイかわらcity」の劣化状況
屋根に上り、全体の状態を詳しく観察していきます。
このセキスイかわらcityが施工されてからすでに30年近くが経過しています。オーナー様のお話通り、これまでに一度も再塗装によるメンテナンスを行っていないとのことでした。
施工後30年近く放置されている屋根材としては、比較的黄色い色が残っている印象を受けます。しかし、近づいて細部を確認すると、経年劣化によるダメージが各所に現れていました。
まず目についたのは、屋根の表面がところどころ剥がれ落ち、まだら模様のようになっている点です。
さらに、兄弟商品であるセキスイかわらUでもよく見られる「縦方向の割れ(縦割れ)」が至る所で発生していました。屋根材自体が長年の雨風や紫外線の影響で弱くなり、耐久性が著しく低下しているサインです。
瓦の先端部分に見られる「ミルフィーユ状の剥離」とは?
特に劣化が深刻だったのが、瓦の先端部分(軒先側)や側面部分です。
これらの部分は、まるで洋菓子のミルフィーユのように薄い層が何重にも重なって剥がれ落ち、ポロポロと割れてしまっていました。
このような剥離現象が起きると、屋根材が水分を吸い込みやすくなってしまいます。吸水と乾燥を繰り返すことで劣化が加速し、台風などの強風が吹いた際に屋根材の一部が飛ばされてしまう危険性も高まります。
また、屋根の頂上部分にある「棟瓦(むねがわら)」も確認しました。
棟瓦の表面を覆う塗膜(塗料の膜)には細かなひび割れが無数に入っており、瓦を屋根に固定している留め付け釘も浮き上がっている状態でした。釘の隙間から雨水が侵入すると、下地の木材を腐らせる原因になってしまいます。
屋根材本体だけでなく、軒先に取り付けられている雨樋(あまどい)のチェックも行いました。
確認したところ、雨樋の中には泥や水が流れきれずに溜まる「滞留物」が多く見られました。実は、この雨樋の詰まりと屋根材の劣化には深い関係があります。
屋根材の表面にある塗膜が劣化してザラザラしてくると、雨水がスムーズに流れ落ちにくくなります。
水切れが悪くなると、屋根の上の汚れやゴミが水と一緒に滑り落ちず、屋根表面に付着しやすくなります。そして、雨が降った際にその溜まった汚れが一気に雨樋へ流れ込むため、樋の中に泥や汚れが滞留しやすくなってしまうのです。
雨樋が詰まって機能しなくなると、溢れた雨水が外壁を濡らし、建物全体の劣化を早めることにつながります。
屋根の寿命に伴う「ガルバリウム鋼板」葺き替え工事のご提案
今回の点検結果を総合的に判断すると、セキスイかわらcityはすでに素材としての寿命を迎えている状態でした。
この状態の屋根に表面塗装を行っても、屋根材自体が剥がれたり割れたりしてしまうため、十分な防水効果を得ることはできません。塗装によるメンテナンスは不可能な段階に達しています。
そこで今回は、既存の古い屋根材を撤去し、新しい屋根材へ取り替える「葺き替え(ふきかえ)工事」をご提案させていただきました。
新しい屋根材としておすすめしたのが「ガルバリウム鋼板」です。
ガルバリウム鋼板とは、金属でありながら非常にサビにくく、耐久性と防水性に優れた最新の屋根素材です。非常に軽量であるため、建物への負担を大幅に軽減し、地震の際の揺れを抑える耐震対策としても高い効果を発揮します。
集合住宅の資産価値を守り、入居者様が安心して暮らせる環境を整えるためにも、根本的な改修工事を行うことが最善の選択となります。
街の屋根やさん奈良店では、戸建て住宅はもちろん、ハイツやアパートといった集合住宅の屋根点検・各種ご提案も承っております。「うちのハイツの屋根も大丈夫かな?」とご不安なオーナー様は、ぜひお気軽に無料点検をご利用ください。
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