平群町で瓦屋根の修理工事を行なっています。

大掛かりなリフォームではなく屋根の問題箇所を各所修理していきます。

前回は棟瓦の修理を行いました。

今回は降り棟と隅棟の工事を行なっていきます。
漆喰で部分修理も行います。

では工事の様子をご覧下さい！！

降棟と隅棟の剥がれ修理

今回の工事では大掛かりにリフォームは行なっていません。

工事方法や内容はお客様と一緒に決めていきます。
ご要望に添いながらその中で出来るかぎり問題解決に努めています。

降棟は屋根のデザインや装飾に作られているものです。
棟瓦が剥がれています。

隅棟に関しても劣化により剥がれやすくなっていました。

棟瓦固定に使用した南蛮漆喰

写真の白い粘土のようなものが漆喰です。

漆喰は石灰を主成分とします。
そこに油脂や粘土を混ぜたものが南蛮漆喰です。

普通の漆喰に比べ南蛮漆喰は防水性に優れます。

また白いので外観美に影響も少ないので外側に見える補修に使用されたりもします。

棟瓦を新しく交換しました

降棟と隅棟の棟瓦も新しく交換しました。

いぶし瓦は経年で色が変色します。

ビフォーとアフターの写真で瓦の色が異なりますね。
経年で雨や紫外線にさらされたビフォーの写真はグレーで黒くなっているところもあります。

アフターの新しい瓦はシルバー色で綺麗に光っています。

変色してもひびは割れがない限りは交換は必要なく、塗装しなくても機能的には問題ないところが瓦のいいところでもあります。

漆喰で隙間を埋めていきます

棟瓦の修理が完了したら最後に漆喰で隙間を埋めていきます。

漆喰でしっかり補修を行うと漆喰自体は20年持ちます。
定期的なメンテナンスを心がけ、長持ちさせていきましょう。

隙間を埋めたり、瓦を固定したりと使用用途が多数ある漆喰。瓦屋根の補修にはなくてはならないものです。


瓦屋根の修理工事が全て完了しました。
問題の大きさにもよりますが、大掛かりなリフォームでなくても部分補修や修理で屋根の問題を解決することができます。