斑鳩町で築30年の瓦屋根を地震に強い屋根へ作り替えていきます。

瓦からカラーベストへ葺き替え工事で軽量な屋根で耐震性向上を図ります。

前回は野地板についてご紹介しました。
野地板の種類や耐用年数についてお話ししました。

今回は屋根の重みで歪んでしまった野地板を調整するためかさ上げを行います。

では工事の様子をご覧下さい！！！

野地板の歪みは必然？

解体作業が終わり野地板が見えてきました。

野地板に歪みが見受けられます。

なぜ歪んでしまったのでしょう？！

それは屋根を支え、重さに耐えていたからです。
歪みを帯びてしまいのは必然的なことです。

しかしこのままでは屋根の工事は進められません。
安心安全な屋根を作るために平な屋根面に調整してきます。

かさ上げに使用するのは補強垂木

かさ上げをしていきます。

かさ上げに使用するのは補強垂木です。

野地板の下にある垂木を補強するという意味で補強垂木と言われています。

垂木に沿って設置するので等間隔に設置することができます。
455mmの間隔で母家に固定されているので野地板で見えなくても問題なく取り付けられている位置がわかります。
垂木の太さや長さは屋根材や軒の長さによって代わります。
一般的には屋根材が軽い・軒の長さが短い場合は細い垂木。
屋根材が重い・軒の長さが長い場合は太い垂木を使用します。
重い屋根から軽い屋根への変更は可能ですが、軽い屋根から重い屋根への変更ができないのはこういった理由も含まれます。

野地板の増し張りを行う前にかさ上げすることで野地板の面が平になります。

野地板は垂木と防水紙の間を取り持つ超重要部分

野地板が固定されているのは垂木です。

また屋根材や防水紙は野地板に固定されています。

屋根材、防水紙、野地板、垂木どれ一つかけても屋根は成立しません。

野地板は垂木と防水紙の間を取り持つ超重要部分なのです。


さて次回は野地板のメンテナンスで増し張りを行います。
次回もぜひご覧下さい！お楽しみに！！