奈良市出屋敷町のお客様より、カーポート屋根の雨漏りで困っているとのご相談がありました。
さらに、出来るだけ低価格で、再利用できるものは利用した施工で修理してほしいとのご要望でした。
まずは、お客様のご希望に沿った工事が出来るかどうかを確認するために、無料点検に伺わせていただきます。

雨漏りしているカーポート屋根

雨漏り箇所を正確に確認するため、雨降りの日に無料点検させていただきました。

カーポートの骨組みには大きな破損などはありませんでした。

カーポート屋根を下から確認しています。

内部に雨粒を発見しました。
こういった感じの雨粒を数か所に確認しました。
雨の日に来た甲斐がありましたね。

雨水や埃などで、カーポート屋根の平板の表面には汚れが付いている箇所もありましたが、破損などは見当たりませんね。

こちらのカーポートでは、ポリカーボネート製の平板が使用されていました。
ポリカーボネートは、耐久性が高く、ブラスチックの中で最高の耐衝撃性を誇っていますが、実はとても傷つきやすい素材なのです。
そのため、ひび割れはありませんでしたが、ひっかき傷のような傷はいくつもありました。
傷が付くと透明度は低下してしまいますが、平板の強度に問題はありません。

はしごを掛けてカーポート屋根の表面も念入りに確認していきます。
幸い、大きなひび割れはありませんでした。
１ヶ所以前にシールを打ったらしき跡がありましたが、雨粒の見つかった位置とは違うので、シールの効果は持続していると考えて大丈夫だと思います。

平板に問題が無いとなれば、これは平板を固定するための押さえ金具が緩んで浮いていると考えられました。

点検の結果、押さえ金具を一旦取り外して平板の位置を調整し、再度取り付けることで雨漏りは止めることが出来ると判断しました。
平板や押さえ金具などは再利用できるので、お客様のご希望に沿う作業内容としてご提案することが出来ました。

次回は、カーポート屋根の再調整作業についてお伝えします。