奈良市で築37年の瓦屋根をカラーベストへ葺き替え工事を行なっています。

前回は野地板のメンテナンスで増し張りを行いました。

今回は防水紙設置を行い、雨漏りを起こさない屋根作りをご紹介します。
防水紙の種類や特徴もご紹介していきます。

では、工事の様子をご覧下さい！！

野地板の増し張りを行い、防水紙を設置

野地板の増し張り後に、軒先に水切り板金を設置しました。

屋根の大敵は雨漏りです。
雨漏りを起こさないために、屋根の工事にはたくさんの対策を講じています。

屋根は屋根材だけが雨水の侵入を防いでいるわけではありません。

その下に設置する防水紙が、雨水の侵入を防ぐ最後の砦となっています。

改質アスファルトルーフィングをセレクト

防水紙はルーフィングとも言われ、種類は多種多様です。

中でも高品質と言われている改質アスファルトルーフィングをセレクトしました。
アスファルトや合成ゴム・合成樹脂などが配合されており、耐久性が高くお勧めの防水紙です。

コスト面では比較的高価となりますが、雨漏り対策で一番大切な部分になりますので、防水紙はコストカットを考えず、高品質なものを選ぶようにしましょう。

改質アスファルトルーフィングの中でも、TAJIMA社のマスタールーフィングはさらに耐久性に優れ、耐用年数が60年とも言われています！

防水紙の設置方法

上下左右に重ねて設置していきます。

防水紙自体に防水性があっても境目に隙間があると何の意味もありません。

ですので、上下左右隙間を作らない為に上下10cm・左右20cmずつ重ねていきます。

タッカーで各所留めていき固定していきます。

またタッカーの穴にもフィットするように設計されて作られているのもさすがのTAJIMA社ですね！！

外壁と接する面は立ち上げ部分を十分に取ることで水の侵入を防いでいきます。
この立ち上げ部分が不十分だと、雨漏りを起こしてしまいますので注意して丁寧に貼ります。
野地板と違い曲げ伸ばしが可能なため、棟部分は覆うように設置し野地板の隙間を塞いでいきましょう！

さて、次回はカラーベスト設置とガルバリウム波板、雨樋を一気にご紹介していきます！