奈良市のお客様から車庫の外壁について、メールでお問い合わせを頂きました。

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メールの内容は、
・車庫の波板外壁の強度に不安があり、補強をご検討中であること
・先日、別の業者に施工してもらったが、仕上がりが悪く、信頼できる業者を探している
と書かれていました。

決して安くない施工費を払い、工事をしてもらいながら、満足する出来栄えでなかったことは、工事を請け負う業者としてとても悲しい事です。
当社へご依頼いただいたお客様には、決してそんな思いはしてほしくありません。

現状を把握するために、すぐにスケジュール調整をして無料点検に向かいました。

現地に到着しました

車庫の点検をします

お客様にご挨拶をして、早速、問題の車庫を見に行きました。

車庫は、お客様のお宅の壁に沿うように独立して建てられていて、外壁はポリカーボネート製波板で出来ていました。
パッと見たところ何の問題も無いように見えましたが・・・

よく見ると、波板の端がしっかりと固定されていません。

枠組みが無いため、強風によって波板が煽られる可能性があります。

その状態が続いてしまうと、端からめくれるかもしれません。

車庫を内側から点検していきます

車庫を内側から見てみると、問題点が良く分かりました。

土台となる縦の柱はしっかりと設置されていますが、その柱を繋ぐ横の桟が１本の長いものでなく、短いものが数本継ぎ足された形になっていました。

しかも、本数も３本しかないので、お客様が不安になるのももっともです。

外壁面が１本で支えられていないため、強風の影響で波板が煽られてしまうでしょう。

横桟の端が切りっぱなしになっているのも気になります。

なぜ、このような施工がなされているのか、同じ工事業者として理解に苦しみます。

現場調査で正確に寸法を計測していたのか、こちらの車庫のために調達した土台なのか、少なくともしっかりと施工してくれる業者ではなかったことがわかります。

ひと通り車庫の点検をさせて頂き、お客様には完全に施工不良であることをお伝えしました。
その上で、当社の補強作業としては、
・波板を一旦撤去
・外壁の端から端まで１本の横桟を上下１本ずつと真ん中に3本の計5本を設置
・新しい波板を貼り付ける
という工程で工事をさせて頂くことになるとご説明させていただきました。
土台となる縦の柱については、使用できるため撤去しません。

本当は、施工した業者にやり直してもらうのが一番良いとは思うのですが、お客様の前回の施工業者への不信感はとても大きく、当社でしてほしいということを要望されました。
後日、御見積書をお届けしましたが、当社で工事依頼すると決められていたようで、即日ご契約いただくことになりました。
帰社後、早速、材料の手配を行い、材料が納入日を確認したら最短で工事が出来るように、お客様と日程調整をしました。

次回は、波板外壁の張り替え工事の様子をお伝えします。