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王寺町で釉薬瓦を撤去し垂木の補強とかさ上げで屋根の不陸調整作業
更新日:2021年5月25日
奈良県の王寺町で、築43年になる釉薬瓦の経年劣化が気になるとお問い合わせ頂きました。
そこで、築年数も経過していることもあり、
スーパーガルテクトという金属性の屋根に葺き替えすることになりました。
今回のブログでは釉薬瓦を撤去し、垂木の補強とかさ上げを行い、屋根の不陸調整作業を詳しく紹介していきます。
お客様の屋根は
釉薬瓦という和瓦です。
綺麗な青色でさわやかなイメージです。
しかし、築年数も経過し屋根の瓦の一番上の箇所にあたる棟の土台を守る為に練りこんでいる材料、
漆喰(しっくい)や葺き土がこぼれてきていました。
写真に写っている砂のような物が葺き土です。
このままだと棟瓦がくずれてくる可能性がある為、早急に古くなった屋根材を撤去し、葺き替え工事を進めていきます。
古い釉薬瓦の屋根材を撤去すると、葺き土という瓦屋根がすべり落ちないように下に敷く土があります。
葺き土の下には屋根の下地材の、
バラ板が見えてきました
。数十年前まではこのバラ板が屋根下地の定番でしたが、昔はルーフィングなどの防水施工技術がなかったため、乾燥しやすいバラ板がよく下地材に選ばれていました。
垂木とは、屋根を支える木材です。
建築における小屋組構造材で、屋根を支える重要な建材です。
もともと設置されている垂木と野地板をそのままにして、垂木を狙って角材を設置していきます。
この角材を設置するのは屋根の下地を強化するのと、屋根の高さレベルを均一に整える目的があります。
この補強垂木についてですが、我々は「寸三」すんさんと呼んでいますが、正式には一寸三分の太さの角材を意味しています。
様々な建築現場の下地材として使われており、今回の場合でも下地を補強、安定させるために用いています。
屋根の下地に寸三を使うことで、バランスの取れた強い下地へとバージョンアップいたします。
この補強垂木である寸三を設置した後に、
野地板という下地材を更に設置するのですが、今回、バラ板は土と瓦の重みでデコボコになっています
。屋根の下地を一旦かさ上げをすることで、不陸調整が可能になります。
下地の段階で補修しておかないと、屋根全体のバランスと仕上げ面に大きな影響が出る為、不陸調整はとても大切な工程なのです。
今回のブログでは下地作業の補強
垂木を設置し、不陸調整の説明をしてきました。
少し難しかったかもしれないですが、街の屋根やさんでは下地作業をとても重要視しています。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1


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