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奈良市でなじみ土葺き工法で施工されているS形瓦の工事を開始します
更新日:2021年5月25日
こちらのお住まいの瓦の種類は「S形瓦」でしたね。
この瓦の大きさは、大体310×310㎜ぐらいになります。
1坪あたりの葺き枚数は約49枚で、重さは約161㎏になります。
これでけ広い屋根だと、どれだけの重量がかかっていたのでしょうか。
数字に表すと恐ろしいですね。。
瓦を剥がしていくと、昔に使われていたなじみ土葺き工法が出てまいりましたね。
この施工は瓦桟木を設置し、そこに瓦を引っ掛けて一握りの葺き土を瓦桟木に置いていき固定していく施工方法になります。
葺き土を使う施工方法はいくつか種類があり、全面に葺き土を敷き詰める’’べた葺き工法’’や瓦の谷の部分に合わせて葺き土を入れる’’筋葺き工法’’など、、
なぜこのような土を使う施工が、最近では使われていないのでしょうか。
それは、関東大震災や阪神淡路大震災がきっかけなのです。
この時にべた葺き工法や筋葺き工法、さらにはなじみ土葺き工法のお住まいがたくさん被害に遭われました。
昔は重たい屋根だと揺れにくと考えられていましたが、現在は軽い屋根だと重心が低いため揺れにくく耐震性がいいとされたからです。
瓦や葺き土などを撤去すると、
野地板が出てまいりました。
この隙間を設けられている野地板は’’バラ板’’や小幅板’’、’’荒野板’’と呼ばれています。
杉板を使われることが多いバラ板(野地板)。
杉板は空気を多く含み、軽く、断熱性が高いとされ、真っ直ぐで加工しやすい木材になります。
このバラ板(野地板)を隙間を設けながら設置することで、湿気などの劣化が防止されていました。
それではまた次回のブログでお会いしましょう

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