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川越町にて築50年以上のセメント瓦屋根をガルテクトへ葺き替え|雨漏り改善と下地補強で安心の住まいへ
更新日:2025年12月8日
こんにちは、街の屋根やさん四日市店です。
今回は、三重県川越町にお住まいのお客様より雨漏りについてのご相談をいただき、現地調査から工事着手までの流れをご紹介いたします。
長年住み継いでこられた大切なお住まいが雨漏りしてしまうと、本当にご不安になりますよね。「屋内が大変なことになっているので、何とかしてほしい」という切実な思いでご連絡をいただきました。この記事では、実際の現地調査の様子や、屋根の状態を踏まえた最適な工事提案、そして足場着手に至るまでの流れを丁寧に解説していきます。
お客様から最初にお電話をいただいた際、
「雨漏りがひどくて、天井から落ちてくる量が増えてきた。屋根を見てほしい」
という内容でした。
雨漏りは、時間が経つほど被害が進行しやすく、特に築年数が長い建物ほど、屋根材や下地の劣化が進んでいる場合が多くあります。
今回のお住まいは 築50年以上。
屋根材は セメント瓦 でした。
現地調査当日、屋根に上がって状況を確認したところ、次のような状態が見受けられました。
● ① セメント瓦が劣化し破損・浮きが多数
セメント瓦は、長期間の風雨・紫外線により劣化しやすい屋根材です。
とくに築40年以上経過している屋根では、表面の塗膜が剥がれ、吸水して強度が大きく落ちているケースが多く見られます。
● ② お父様が生前に補修したシート
「親父が昔直したことがあって…」とお客様がおっしゃっていた通り、
瓦の上にはブルーシートが何重にも被せられている箇所がありました。
これは屋根職人が本来行う補修方法ではなく、あくまで緊急処置的な応急対応です。
シートの隙間から雨が入り、かえって内部に水分をためてしまうこともあります。
●
③ 木下地(野地板)が腐食し、垂木・破風板にもダメージが進行
屋根の強度を支える 野地板(のじいた) は、雨水が浸入し続けると真っ先にダメージを受ける部分です。
今回の調査でも、野地板が黒く変色して柔らかくなっている箇所が多数あり、屋根の上を歩くと「ミシッ」と沈むほど危険な状態でした。
さらに確認を進めると、
野地板を支える垂木(たるき) にも腐食が見られました。
〈専門用語解説〉
● 野地板とは?
屋根材(瓦・板金など)を固定するための下地となる板。
ここが腐ると屋根全体の強度が低下し、雨漏りが止まらない原因になる。
● 垂木とは?
屋根の骨組みとなる細長い木材で、野地板を支える重要な構造材。
ここが腐ると屋根全体の強度が低下し、部分的な沈みや屋根落ちのリスクも生じる。
垂木が腐っているということは、
野地板だけでなく屋根の構造そのものが弱っている というサインです。
さらに、
● 破風板(はふいた)にも腐食を確認
屋根の端部に取り付けられ、雨風の吹き込みを防ぐ「破風板」も劣化が進行していました。
破風板は、
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雨風の侵入を防ぐ
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屋根材の固定
-
外観デザインを整える
といった役割があり、ここが腐ると 雨水が屋根内部に回り込みやすくなり、野地板や垂木の腐食を加速させる原因 となります。
■ お客様は「雨漏りだけ止めたい」とのお考えでしたが…
調査後、お客様は
「とりあえず雨漏りさえ止まればいい」
とおっしゃいました。
しかし今回の状態では、
● 瓦をそのまま活かした補修は不可能
● 下地が腐っているため屋根材を新しくするだけでは危険
● 内部の雨漏りも根本改善できない
といった理由から、部分補修では対応しきれません。
屋根は「雨漏りしている箇所だけ直せばいい」というものではなく、
表面の瓦・中間の防水紙・最下層の木下地が一体となって初めて機能します。
「雨漏りを確実に改善し、今後長く安心して住むためには、下地からのやり替えが必要です」と丁寧にご説明しました。
お客様も屋根の内部写真や実際の腐食状況をご覧になり、
「ここまでとは思わなかった…しっかり直したい」
と工事をご決断されました。
ガルテクト施工中/イメージ
ガルテクト仕上げ/イメージ
今回ご提案した工事内容は以下の通りです。
① 下地補強(野地板増し張り)・防水紙の全面交換
腐った部分は撤去し、新しい構造用合板を増し張りすることで強度を回復。
その上に新しい防水紙(ルーフィング)を施工します。
② 屋根材は「ガルテクト」を採用
ガルテクトとは?
株式会社アイジー工業の高耐久金属屋根材で、
・軽量(瓦の約1/10)
・サビに強い
・断熱材一体型で夏涼しい
というメリットがある人気の屋根材です。
今回のお住まいは築50年以上。
屋根の軽量化は、耐震性の向上にも大きく貢献します。
また「住居だから断熱も必要」と考え、
断熱材一体型のガルテクトは非常に相性の良い屋根材でした。
③ 既存セメント瓦の撤去処分
全ての瓦を丁寧に撤去し、廃材として処分します。
セメント瓦は重いため、撤去後は屋根の荷重が大幅に軽減されます。
安全に作業するため、まずは 足場の組立 を行いました。
築年数が長い家屋は、屋根の高さ・角度・軒の出幅などもさまざまなので、
慎重に足場を設置していきます。
足場が整ったことで、次回はいよいよ 瓦の撤去工事 に入ります。
撤去して初めてわかる下地の腐食状況も多く、
その都度、お客様には写真付きでしっかりご報告していきますのでご安心ください。
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川越町にて築50年以上のセメント瓦屋根の雨漏り相談
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現調の結果、瓦の劣化・シート補修跡・下地腐食を確認
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雨漏り改善には「下地補強+防水紙交換+葺き替え」が必須
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屋根材は軽量で断熱性に優れた ガルテクト を採用
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本日より足場組立、次回は瓦撤去へ
大切なお住まいを長く守るために、正しい工法でしっかりと施工してまいります。
A:一般的には30~40年が寿命です。 表面の塗膜が剥がれると吸水し、割れや反りが起こりやすくなります。
Q2:雨漏りしている部分だけ直すことはできますか?
A:部分補修で直るケースもありますが、下地が腐っている場合は根本解決できません。 今回のように劣化が重度の場合は、葺き替えが最も確実です。
A:はい。セメント瓦の約1/10の重さです。 地震時の揺れが小さくなり、建物の負担も軽減されます。
A:今回のような下地補強を含む葺き替え工事では、1週間~10日ほどが目安です。
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電話 0120-989-742
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