三重郡菰野町にて、中古住宅をご購入されたお客様より「ベランダから雨漏りしている」というご相談をいただき、現地調査に伺いました。

お客様は約1年前に外壁塗装工事を実施されており、その際にベランダのFRP防水にトップコートを塗布したとのことでした。しかし、最近になって室内に雨染みが出てきてしまったとのことで、ご不安の中でのお問い合わせでした。

調査で判明！ベランダ床のひび割れと“フカフカ感”が危険信号

調査の結果、雨漏りの原因はベランダ床にありました。

• FRP防水層にひび割れ

• 床を踏むとフカフカとした沈み込みがある

• 割れの付近から防水層の下へ雨水が浸入している疑いが濃厚

特に「フカフカする感触」は、防水層の下の下地（構造用合板やコンパネなど）が雨水で劣化している典型的なサインです。トップコートでは防げないレベルの防水層の劣化が進んでいる状態でした。

トップコート＝防水ではない！？誤解されがちな防水メンテナンスの落とし穴

FRP防水のメンテナンスとしてトップコートを塗るだけの施工はよくあります。確かに紫外線や摩耗から防水層を守る効果はありますが、

ひび割れや下地の劣化がある状態でトップコートをしても、根本的な防水性の回復にはなりません。

つまり、**「見た目はキレイだけど中身はボロボロ」**な状態になることもあるのです。

弊社のご提案：ウレタン通気緩衝工法で防水層を一新

今回のようなケースでは、従来のFRP防水の再施工よりも**ウレタン防水（通気緩衝工法）**が適しています。

通気緩衝工法のメリット：

• 下地に含まれた水分を逃がす構造 → 膨れ防止

• 継ぎ目がなく柔軟性のあるウレタン材 → ひび割れに強い

• 仕上がりが美しく、段差が出にくい

また、施工にあたっては既存防水層を撤去したうえで、必要に応じて傷んだ下地の張替えも行います。これにより、長期的に安心できる防水環境を再構築できます

中古住宅×ベランダ雨漏り＝意外と多いトラブル！早めのご相談を

今回のお客様のように、「中古住宅を購入してしばらくしたら雨漏り…」というケースは意外と多く発生しています。特にベランダ・バルコニー・陸屋根などの防水層は、築10〜15年で劣化が進みやすい部分です。

外壁塗装と一緒にトップコートを行った場合でも、既に防水層が劣化していたら意味がありません。

まとめ：雨漏りの根本解決には“本格的な防水工事”が必要です！

三重郡菰野町で雨漏りにお困りの方、特に中古住宅をご購入された方は、「見た目がキレイ＝安心」と思わず、床のふかふか感・雨染みなどの異常があれば、ぜひ一度ご相談ください。

「街の屋根やさん四日市店」では、地域密着で防水のプロが直接現場調査に伺い、最適な工法をご提案します。