ホーム > 四日市市垂坂にて瓦屋根大棟部分の漆喰剥がれによる雨漏れの現地…
四日市市垂坂にて瓦屋根大棟部分の漆喰剥がれによる雨漏れの現地調査
更新日:2024年6月21日
四日市市垂坂のみな様こんにちは、街の屋根やさん四日市店です。
今日は、四日市市垂坂にお住まいのお客様より
「先日の雨で天井から雨漏れした!」とお問い合わせを頂いたので現地調査に伺いました。
四日市の垂坂にお住まいのお客様との会話で、お父様は左官技術士の資格をお持ちで、
昔は自分で漆喰の塗り直しや、塗装をなされていたとの事でした。
大変きれいに塗られていたのですが...
瓦屋根の漆喰は、15年~20年で、劣化して剥がれていきます。
今回は、瓦屋根の漆喰の塗り方もご説明したいと思います。
まずは、雨漏り箇所の確認です。天井には、黒カビなどのシミも無く比較的きれいな状態でした。雨漏れする箇所は、所々から雨水の雫がポタポタと垂れてくる状況だったそうです。天井を見るからに最近雨漏れが発生した状況で、早期にご連絡くれたことにありがたく思います。
天井の雨漏れ箇所の真上にあたる部分は、瓦屋根の【大棟】と呼ばれる屋根の登頂部分でした。棟と平瓦の間に塗られている白い部分が、漆喰になりますが、漆喰に水分が吸い込まれ黒くカビが生えている状態です。
ところどころ欠けていて剥がれていました。
大棟部分の写真になりますが、棟を一直線上に見ますと少しゆがみもありました。
棟瓦に赤い線で示した部分になります、お分かりになるでしょうか?
そもそもなぜ棟瓦が歪んだり、曲がったりするの?と四日市のみなさまもお思いになると思いますがそれは、
地震や風により大きな力が加わったということも考えられますが、瓦を固定している葺き土や漆喰に問題があることがあります。つまり棟瓦は土によって固定されています。またその土を漆喰がカバーし、雨水の浸入を防いでいるわけですが、漆喰が劣化することで葺き土が雨水を吸い込んでしまい、固定力を失い、歪みや曲がりにまで発展するというわけです。
天井の真上にあたる部分の大棟は、ブルーシートで応急処置がしてありました。ご主人様は、足を悪くされていて息子さんが来てやってくれたそうです。雨漏れはこういった応急処置をするか、しないかでは、大きく変わってくるので、早期発見、早期処置をなされた親御さんは大変ご立派だと思います。
漆喰の状態を確認させていただくと、本来は美しい真っ白であるはずの漆喰が汚れて劣化してしまっています。いくら瓦の寿命が長いと言えど漆喰自体は20年程度で寿命を迎えますから、経年劣化でこのような状態になってしまうのですね。
また場所によっては剥がれが見られる部分も見受けられました。漆喰が剥がれてしまえば葺き土を雨水から防ぐための防御壁がなくなることになり、葺き土が直接雨水を吸い込み、固定力を損なってしまいます。
またご主人様が、数年前に漆喰の塗り直しを行ったとこ事でしたが、漆喰をたっぷり塗ってしますのは、
NGです。塗りすぎている方がしっかりと漆喰が詰まっているので安心と感じるかもしれないですが、塗りすぎていると、必ず水分が棟内部に侵入してしまいす。棟瓦(冠瓦)と漆喰が接触している面が存在しますがこの接点が侵入経路になるのです。
棟瓦(冠瓦)の表面に降り注いだ雨水が瓦の裾に流れて行き、裾の下端からポタポタと滴り落ちるはずの水分は、
引力と毛細管現象で棟内部に誘引されてしまいます。
少なくとも棟瓦(冠瓦)の裾よりも内側に漆喰の表面がなければ、雨水を引き込みます。既存の漆喰の上から塗り重ねても、棟瓦(冠瓦)の裾に接点を持たないほどの十分な隙間があれば問題ありません。漆喰の上の瓦(のし瓦)の赤線ぐらいまで、のし瓦の奥に漆喰があれば雨水は侵入してこない事になります。
十分な隙間がなければ、既存の漆喰を撤去して塗り直しすべきなのです。
また安易に上塗りを勧める業者には十分注意して下さい。
四日市のお客様の瓦屋根は、「棟瓦の取り直し」を行う工法か、瓦の取り換え工事「瓦の葺き替え」で雨漏りは治ります。お客様は、低予算との事でしたので、早期発見、早期処置もなされていたので、「棟瓦の取り直し」で、十分これからも安心して暮らして行けると判断させてもらいました。
棟瓦の取り直しとは?既存の棟瓦(屋根の頂上部分の瓦)とその下ののし瓦を一旦取りはずし、劣化した漆喰を剥がして再度新しい漆喰を詰め直していきます。取りはずした棟瓦とのし瓦を再び積み直して真っ直ぐに設置していきます。瓦がズレたり、漆喰が剥がれてほとんどなくなってしまっていたりと重症な場合に行われます。
四日市市のお客様が、末永く安心して暮らして行ける
ご提案をさせていただいていますので、四日市市のお住まいの雨漏れでのお困り事やご相談は、
街の屋根やさん四日市店までお気軽にご連絡下さいませ!!
漆喰工事についての詳しいご説明もご覧下さい。
👇 👇
傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane@takumi-home.biz
株式会社匠ホーム
〒512-0911
三重県四日市市生桑町339−4
三重県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-iganabari@aihome-ai.com
アイホーム株式会社
〒518-0441
三重県名張市夏見3153番3
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。