いなべ市にて瓦屋根の漆喰をメンテナンスしてほしいとお問い合わせをいただきました。お話を伺うと、お住まいの庭に見覚えのないセメントのような塊が転がっていたのを不審に思い、屋根を見上げてみたら同様のものが見えたため、漆喰が取れてしまっているのではないかと疑った、とのことです。

屋根の様子を見てみます

　早速、屋根に登って状態をみてみましょう。

漆喰の役割は
●棟瓦の固定
●葺き土の保護
の二つです。

　写真に写っている棟瓦を固定するのと同時に、土台となる葺き土を保護しています。ですので、漆喰が劣化してしまうと棟瓦が歪んでしまったり、最悪の場合、葺き土が劣化して崩壊してしまうこともあります。みたところ棟瓦に歪みはありませんが、土台部分は漆喰が剥がれ落ちて葺き土が露出してしまっていますね。

漆喰の様子

　完全に漆喰が剥がれて葺き土が露出している箇所以外も、漆喰の表面がひび割れて剥がれてしまっている箇所が多数確認できました。中には剥がれたところに穴が空いて、近いうちに崩れてしまいそうな状態のものもあります。しかし、幸いにも漆喰の劣化以外の症状は特にありませんでした。

メンテナンスのご提案

　点検を終えて、瓦が割れている、剥がれているといった他の問題は見られませんでしたので、漆喰の詰め直しによるメンテナンスを提案をさせていただきました。流れとしては、古い漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰め直していくという工程です。一見簡単に聞こえますが、綺麗に仕上げるには、適切な漆喰の管理から、瓦の外側にはみ出さないような正確な施工など、職人技が光る技術が求められます。

　今回は棟瓦の歪みがなかったために、漆喰の詰め直しによるメンテナンスで大丈夫ですが、もし歪みがあった場合は、葺き土から全て新しく設置し直す「棟の取り直し工事」が必要になります。歪んだままだとズレた部分から雨水が浸入したり、瓦が落下するリスクが高いからです。棟の取り直し工事となってしまうと、漆喰の詰め直しに比べて工事は大掛かりになり、工期も費用も高くなってしまいます。劣化が進んで大掛かりな工事が必要になってしまう前に、定期的な点検を心がけて未然に防いでいくようにしましょう！
　しかし、屋根のような高所は下からは確認しにくく、とても点検が難しい箇所です。また、ご自身で上っての作業は大変危険ですので専門の業者に頼むようにしましょう！私たち「街の屋根やさん」では無料で点検・お見積もりを承っております。屋根のことからお住まいに関することならなんでもご相談ください！

弊社が行った漆喰工事のご紹介

菰野町で施工不良の屋根の漆喰を新しく漆喰詰め直しを行いました

工事のきっかけ
2階の瓦が少し浮いていると飛び込み業者に指摘されていました。以前この飛び込み業者で漆喰を修理したがしばらくすると剥がれて軒先などに落ちてきたため信用が出来ないため街の屋根やさん四日市店まで相談がありました。現地調査で見た漆喰はとても本来の職人が行う施工とはかけ離れていてずさんな工事が行われていました。正しい施工方法を説明し漆喰の修理依頼を承りました。

菰野町で施工不良の屋根の漆喰を新しく漆喰詰め直しを行いました
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天井から雨漏りで瓦屋根の棟瓦取り直しを施工四日市市にて

工事のきっかけ
天井からポツンポツンと雨漏りがしてきた為、原因は、漆喰の劣化で瓦屋根の棟瓦も落ち込みやズレが生じていたので、棟瓦取り直しの工事をしました。

天井から雨漏りで瓦屋根の棟瓦取り直しを施工四日市市にて
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いなべ市で瓦屋根からの雨漏りのため棟瓦の積み直し

工事のきっかけ
棟瓦の雨漏りをご自身でコーティング補修したが直らないため専門業者の街の屋根やさん四日市店にお問い合わせ頂きました。

いなべ市で瓦屋根からの雨漏りのため棟瓦の積み直し
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