葺き替え工事のきっかけ

みなさま、こんにちは！
街の屋根やさん福岡西店です！

本日は、宇美町障子岳の戸建て住宅にて実施した屋根の葺き替え工事についてご報告いたします。

今回のご依頼は、築50年のセメント瓦屋根のお住まいで、10年前に屋根の塗装をしたものの、再び劣化が気になり始めたとのことでお問い合わせをいただきました。

現地調査を行った結果、屋根全体に経年劣化・老朽化が確認されたました。
近年増加している豪雨・集中豪雨への不安もあるとのことで、屋根の全面葺き替えをご提案・施工する運びとなりました。

この記事では、屋根下地となる野地板・防水シートの施工まで、工事の様子を分かりやすくご紹介していきます。

▼前回までのブログ
・宇美町｜戸建て住宅で10年前に塗装したセメント瓦屋根の経年劣化と豪雨対策のご提案

葺き替え工事の様子

野地板の施工

屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、屋根下地から新しく作り直す工事です。
瓦や屋根材だけでなく、野地板・防水シートまで新設するため、屋根の防水性能や耐久性を根本から改善できるのが大きな特徴です。

今回のように、築年数が経過し、塗装では対応しきれない劣化が進んでいる屋根には、最適な工事方法となります。

葺き替え工事は、まず、屋根材の撤去から始まります。
既存のセメント瓦をすべて撤去したら、下地となる野地板（のじいた）を施工していきます。

野地板とは、屋根の一番下に施工される下地材で、瓦や屋根材、防水シートを支える屋根の土台部分です。
屋根の強度や耐久性は、この野地板の状態によって大きく左右されます。

普段は屋根材の下に隠れているため目にすることはありませんが、
屋根にとって非常に重要な役割を担っている部分なんですよ。

関連記事：野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く

今回のように築年数が経過した住宅では、長年の雨水や湿気の影響により、野地板が傷んでいたり、部分的に腐食しているケースも少なくありません。
見えない部分で劣化が進行していることもあるため、葺き替え工事の際に野地板を新しくすることは、非常に重要なポイントです。

たとえ現在雨漏りが起きていなくても、屋根の下地からしっかり整えることが、これから先も安心して暮らせる住まいづくりにつながります。

防水シートの施工

続いて、野地板の上に、防水シートを施工していきます。
防水シートは、屋根材の下で雨水の浸入を防ぐ、いわば屋根の「最終防衛ライン」ともいえる重要な役割を担っています。

万が一、瓦の隙間や継ぎ目から雨水が入り込んだ場合でも、防水シートが適切に施工されていれば、建物内部への浸水（雨漏り）を防ぐことが可能です。

そのため、防水シートの施工では、重ね幅や施工方向を守り、隙間なく丁寧に仕上げることが何より重要となります。

関連記事：雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介


豪雨や集中豪雨が増えている今、屋根の劣化や不具合が気になり始め今こそ、屋根リフォームを考える最適なタイミングです。

「雨漏りはしていないけれど、屋根の状態が気になる」
「将来のために、今のうちに点検しておきたい」
そう思われている方は、ぜひ一度街の屋根やさん福岡西店までご相談ください。

当店では、今回のような葺き替え工事はもちろん、屋根修理や外壁塗装など各種リフォーム工事においても豊富な施工実績がございます。
ご相談から点検・現地調査・お見積もりまですべて無料で承っております。

専門スタッフが現地を確認し、お住まいの状況に合わせた最適な工事プランをご提案いたします。
屋根の状態が気になる方は、どうぞお気軽にお問い合わせください！