既存の屋根の状態

 スレート屋根（化粧スレート）の特徴

✅ メリット

1. 軽量で耐震性が高い
   ・瓦に比べて軽く、建物の構造への負担が少ないため、地震時の揺れが抑えられます。

2. 施工しやすく、コストが比較的安い
   ・工期が短く済み、材料費・施工費も比較的安価です。コストパフォーマンスに優れています。

3. デザイン性が高い
   ・カラーバリエーションや形状が豊富で、モダンな建物にも合いやすいです。

4. 修理・メンテナンスが比較的簡単
   ・部分的な補修が可能で、足場を組まずに対応できる場合もあります。
   
   

❌ デメリット

1. 耐久性は瓦より劣る
   ・寿命はおよそ20～30年。天然スレートや瓦（50年以上）に比べるとやや短い。

2. 定期的な塗装が必要
   ・5〜10年ごとに再塗装が必要。塗膜が劣化すると、防水性が低下します。

3. 割れやすい・苔がつきやすい
   ・素材が薄く、飛来物や凍結などで割れやすい。また、表面に苔やカビが生えやすいです。

4. アスベスト問題（古い製品）
   ・2004年以前のスレートにはアスベストが使われていたものもあり、リフォームや撤去時に注意が必要です。

ルーフィング貼り

まず最初に施工したのが、「ルーフィング」と呼ばれる防水シートの設置です。
屋根材の下に敷くこのルーフィングが、雨水の侵入を防ぐ大切な役割を果たしています。

今回使用したのは「タディスセルフ」という高性能ルーフィング材です。

タディスセルフの特徴：

• 強力な粘着力でしっかりと密着

• 雨漏りリスクを大幅に低減

• 施工時のズレが少なく、安心・確実

特に勾配のゆるい屋根や、複雑な形状の屋根に対して効果を発揮する防水紙で、長期間にわたって住まいを雨から守ってくれます✨✨

屋根材貼り

屋根材には「スーパーガルテクト」を採用！

防水紙の上には、新しい屋根材「スーパーガルテクト」を施工しました。
これは、ガルバリウム鋼板に断熱材が一体化された高性能な屋根材です。

スーパーガルテクトの主な魅力：

✔非常に軽量で、建物への負担が少ない

✔断熱材付きなので、夏場の屋根裏の暑さを軽減

この屋根材により、建物の外観も美しく仕上がり、まるで新築のような印象に生まれ変わりました。
また、軽量で丈夫な素材なので、地震への備えとしても安心感があります👍👍

✅ アルミ製貫板の特徴（メリット）

1. 腐食しない・シロアリに強い

• 木製貫板の最大の弱点は腐食とシロアリ被害ですが、アルミはこれらに強く、長期間の使用に耐えます。

2. 高耐久・長寿命

• 木よりも耐久性が高く、30年以上持つとされる製品もあります。

• 屋根リフォームの際に「次のメンテナンスまで長持ちさせたい」という方に適しています。

3. 変形しにくい

• 木材は乾燥・湿気によって反りや縮みが発生しますが、アルミは形状が安定しています。

4. 施工がしやすい（製品による）

• 専用のビスや金具で固定しやすく、作業効率が良い場合があります。

• 最近では軽量で扱いやすいタイプも登場しています。

❌ アルミ製貫板のデメリット・注意点

1. 価格が高め

• 木製貫板に比べて、材料費が高い（おおよそ2〜3倍程度）傾向があります。

• ただし耐久性を考えると長期的にはコスパが良いとも言えます。

2. 熱膨張の影響

• アルミは熱を受けると伸縮します。製品によってはこの熱膨張に対応した施工が必要になります。

3. ビスが緩みやすい場合も

• アルミは硬いため、固定方法に工夫が必要です。専用のビスや施工法を用いる必要があります。
  
  

🔧 どんなときにおすすめ？

• 屋根リフォーム時に棟板金の交換を行う場合

• 雨漏りを防止したい（木製貫板の腐食が原因で雨漏りする例が多いため）

• 今後のメンテナンスコストを減らしたい場合

• 地域的に湿気が多い、またはシロアリの心配がある地域

ビフォーアフター

お客様からは、
「色が美しく、以前のくすんだ屋根とは見違えるほど！」
「アンテナ周辺のサビもすっかり見えなくなり、雨漏りの不安がなくなった」
と喜びのお声をいただきました。

屋根は普段あまり目にしない場所ですが、建物を守る大切な部分です。
「そういえばうちの屋根も古くなってきたかも…」という方は、まずは無料の屋根点検をご利用ください。