スレート屋根は一般住宅に多く使われる軽量で扱いやすい屋根材ですが、経年劣化により表面の塗膜が剥がれ、色褪せやカビ・苔の発生が起こりやすくなります。今回の屋根も、黄カビが全面に広がり、美観だけでなく屋根材そのものの強度にも不安が見られる状態でした💦💦

また、部分的に欠けている箇所もありました。
劣化している屋根を放置すると以下のようなリスクがあります。

• 雨水が浸入し、雨漏りの原因になる

• 屋根下地（野地板）の腐食が進む

• 建物全体の寿命が縮まる

こうしたリスクを未然に防ぐためにも、早めの対応が重要になります。

屋根カバー工事では、新しい屋根材を載せる前に「ルーフィング」と呼ばれる防水シートを敷きます。
これは屋根の“二次防水”として非常に重要な役割を果たします。

今回は、高耐久の自己粘着型ルーフィング『タディスセルフ』を使用しました。
このルーフィングは、釘穴からの雨水侵入を抑え、長期間の防水性を実現します。下地をしっかり守ることで、屋根全体の寿命を伸ばす効果が期待できます。

ルーフィングにも様々な種類がありますが、特性などもそれぞれ。
屋根の形状やご予算に合わせて適切なルーフィングを選びましょう！

カバー工法の屋根材として採用したのは、アイジー工業の『スーパーガルテクト』
中でも、重厚感と高級感のあるブラックをお選びいただきました。

～スーパーガルテクトの主な特徴～

• 高耐久のガルバリウム鋼板：金属屋根ながら、錆びにくく、長寿命です。

• 断熱材入りで夏涼しく、冬暖かい：ポリイソシアヌレートフォームという高性能断熱材が裏打ちされており、遮熱効果が高いです。

• 軽量で耐震性も向上：瓦の約1/10の軽さで、地震の揺れを軽減します。

施工後は、黒く引き締まった屋根が建物の印象を一新し、お客様にも「新築のようだ」と大変ご満足いただけました✨✨

屋根の最上部「棟（むね）」部分の構造には、以前は木材の貫板（ぬきいた）が一般的でしたが、
今回は樹脂製の貫板を使用しました。巷ではタフモックやエコランバーなどと呼ばれています。

樹脂製貫板のメリットは以下の通りです：

• 腐食しないため、長持ち

• シロアリや水分による劣化の心配がない

• 木材に比べて反りや割れが少ない

屋根工事は見えない部分も多いですが、こうした素材選び一つで耐久性は大きく変わります。
末永く安心できる屋根のためには、こうした細部の部材にもこだわることが大切です。

屋根工事完了です👍👍

屋根は日常生活ではなかなか目にする機会が少なく、劣化に気づきにくい部分です。
しかし、放っておくと建物全体に深刻なダメージを与える可能性もあります。

「雨漏りしてからでは遅い」それが屋根メンテナンスの常識です。
色褪せやカビ、欠けなど、少しでも気になる症状があれば、早めの点検をおすすめします。

屋根のリフォームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

無料点検・お見積りは随時受付中です！