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安曇野市でモニエル瓦の塗り替え|剥がれる「スラリー層」を徹底洗浄で除去
更新日:2026年4月4日
こんにちは。
北アルプスの山々が美しく映える安曇野市でも、築20年前後のお住まいで「屋根のメンテナンスを忘れていた」というご相談をいただくことがあります。
今回のお客様も、7〜8年前に外壁塗装は済まされていたものの、屋根までは目が届かず、長年手付かずの状態になっていました。
実は、今回のような「モニエル瓦」は、一般的な瓦とは異なり、表面に特殊な着色層があるため、安易に塗ってしまうと数年で剥がれてしまう非常にデリケートな屋根材です。
大切なお住まいの屋根を長持ちさせるために、私たちがどのような点に注意して調査と洗浄を行ったのか、現場のリアルな様子をご紹介します。
【結論】モニエル瓦の塗装を成功させる鍵は、劣化した着色層(スラリー層)を
エンジン式高圧洗浄で「根こそぎ除去」することにありました
モニエル瓦には、表面に「スラリー層」と呼ばれる着色層がありますが、これが劣化して粉を吹いた状態(チョーキング)のまま塗装すると、塗料が瓦本体に密着せず、すぐに剥離してしまいます。
今回の現場でも、手にべっとりと着色粉がつくほど劣化が進んでおり、そのまま塗ることは不可能な状態でした。
そのため、一般的な洗浄よりも強力なガソリンエンジン式の洗浄機を使用し、新しい塗料がしっかり食いつく「素地」を出すことが、安曇野の厳しい冬を越えるための唯一の正解となります。
数年前に外壁の塗り替えを終えて安心されていたオーナー様でしたが、ふと近所のお宅の屋根が綺麗になっているのを見て、「そういえばうちは屋根を一度も見ていない」と不安になられたそうです。
実際に庭から見上げてみると、以前よりも屋根の色が白っぽく、場所によっては黄色い汚れが目立つようになっていました。
築20年という節目もあり、このまま放置して雨漏りになる前に、しっかりとした診断を受けたいと私たちにご連絡をいただきました。
白く褪色した瓦表面。着色層の寿命が尽きているサインです
モニエル層が剥がれ始めて白く褪色してきた屋根面
屋根に登ってまず目に入ったのは、本来の色を失い、全体的に白っぽく粉を吹いたような状態になったモニエル瓦の姿でした。
これは表面の「スラリー層」が紫外線や雨風によって破壊され、瓦の素地が露出し始めている証拠であり、防水機能が著しく低下していることを示しています。
安曇野市の強い日差しを20年間浴び続けたことで、塗膜の保護能力が限界に達しており、早急なメンテナンスが必要な段階にあることが分かりました。
湿気の停滞が招くコケの発生。瓦の劣化をさらに加速させます
黄色くなっているところも これはコケ
屋根の北側や湿気が溜まりやすい箇所には、黄色やオレンジ色に変色したコケがびっしりと付着していました。
コケは水分を蓄える性質があるため、瓦が常に湿った状態になり、冬場にその水分が凍結することで瓦自体を脆くしてしまう「凍害」のリスクを高めます。
見た目が悪いだけでなく、お住まいの耐久性を内側から蝕んでいくため、これらを根元から除去して殺菌することが、塗装前の重要なミッションとなります。
手にべっとりと付く着色粉。この「粉」が塗装の天敵です
触るとモニエル層が手にべっとりつく
瓦の表面を指でなぞると、古い着色層がまるでチョークの粉のように、手にべっとりと付着しました。
この粉(劣化したスラリー層)が残ったまま塗装をすると、塗料が瓦ではなくこの粉に密着してしまい、乾いた後にペリペリとシールのように剥がれてしまいます。
この触診結果により、今回は通常の洗浄よりもさらに時間をかけ、この「粉」を完全に洗い流す必要があると判断しました。
今回は「塗膜の密着性と仕上がりの持続性」を比較軸に、施工内容を決定しました。
通常の水洗いで済ませてしまう安価な業者もいますが、モニエル瓦においては、それは「剥がれる塗装」を約束するようなものです。
時間がかかっても強力なエンジン式洗浄機を使い、古いスラリー層を徹底的に削ぎ落とす工程を入れることで、10年後、15年後も剥がれない強固な屋根に仕上がると確信し、入念な下地処理プランをご提案しました。
今回のモニエル瓦塗装工事は、足場代を含めて450,000円です。
100㎡程度の屋根であれば、40万円から60万円程度が一般的な相場となります。
価格を左右するのは、今回のようなスラリー層の除去にかかる手間や、使用する下塗り材(シーラー)の量です。
特にモニエル瓦は下地が塗料を吸い込みやすいため、吸い込みが止まるまで何度も下塗りを重ねる必要があり、その判断は現場の瓦の状態を直接確認しなければ下せません。
安全第一の土台作り。安曇野の風に負けない強固な足場を設置します
安全作業のため足場設置
屋根塗装を正確かつ安全に行うために、まずはお住まいの周囲に金属製の足場を組み上げ、飛散防止用のメッシュシートで覆います。
安曇野地域は時折強い風が吹くため、足場の揺れやシートの煽りに細心の注意を払い、近隣の皆様へ塗料や洗浄水が飛び散らないよう万全の体制を整えます。
しっかりとした足場があることで、職人は両手を使って丁寧に洗浄や塗装に集中でき、結果として高品質な仕上がりをお客様に提供することが可能になります。
圧力で古い層を剥ぎ取る。エンジン式洗浄機による命懸けの洗浄
ガソリンエンジン式高圧洗浄機で洗浄
水道直結のタイプとは比べ物にならないほど強力な、ガソリンエンジン式の高圧洗浄機を使い、瓦表面の汚れと劣化したスラリー層を削るように洗っていきます。
職人は水圧の反動を全身で受け止めながら、瓦一枚につき数分かけて、蓄積した20年分の汚れを力強く押し流していきます。
この洗浄工程が甘いと、どれほど高い塗料を使っても数年で剥がれてしまうため、私たちはこの作業に丸一日、場合によってはそれ以上の時間を費やして徹底的に磨き上げます。
洗浄の凄まじさを物語る跡。雨樋に溜まったスラリー層のヘドロ
洗浄で流れたモニエル層が雨樋にヘドロ状に堆積
洗浄を進めると、屋根から流れ落ちた古い着色粉が雨樋の中で水分を含み、まるでヘドロのようなドロドロの塊となって堆積しました。
これこそが塗装の密着を阻害していた正体であり、これだけの量が瓦表面から剥がれ落ちたという事実は、徹底した洗浄がいかに必要であったかを証明しています。
このヘドロを放置すると雨樋が詰まってしまうため、洗浄後には樋の中まで綺麗に掃除し、水の流れをスムーズに整えるところまでが私たちの標準的な作業内容です。
本来の素地が姿を現す。洗浄後の白っぽくなった屋根が再出発の印
洗浄後モニエル層がなくなって白っぽくなった屋根
入念な洗浄が終わると、屋根は本来の色を完全に失い、白っぽいコンクリートの素地が露出した状態へと変化します。
一見すると不安になるかもしれませんが、これこそが「古いスラリー層が完全に除去された」という、塗装にとって最高の状態です。
ここから新しい強力な接着剤(下塗り材)を染み込ませることで、瓦本体と新しい塗膜が一体化し、長野の厳しい冬にも耐えうる強固な防水層を形成する準備が整いました。
乾燥が品質を左右する。1〜2日の中休みを経て塗装工程へ
1日~2日乾燥のために時間を空けて下塗りから塗装開始
洗浄直後の瓦は内部に多くの水分を含んでいるため、最低でも1日から2日は晴天の下でしっかりと乾燥させる時間を設けます。
水分が残ったまま塗装を始めると、後に蒸発しようとする力が塗膜を押し上げ、膨れや剥がれの原因になってしまうからです。
「早く終わらせること」よりも「長く持たせること」を最優先にし、安曇野のカラッとした空気を活かして瓦を芯から乾かしてから、いよいよ熟練の職人による下塗りへと進んでいきます。
向いている人
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築20年以上が経過し、屋根を触ると色が手に付くモニエル瓦にお住まいの方。
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外壁塗装は済ませたが、屋根のメンテナンスだけが残っている方。
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安易な塗装で失敗したくない、下地処理を重視するこだわり派の方。
向かない人
私の家の屋根が「モニエル瓦」かどうか見分ける方法はありますか?
瓦の端(切り口)が凸凹と波打っているのがモニエル瓦の大きな特徴です。
また、触った時にチョークのような粉がべっとり付く場合も、モニエル瓦特有のスラリー層が劣化している可能性が高いです。
見分けが難しい場合は、私たちが現地にお伺いして無料で判別いたします。
モニエル瓦専用の塗料を使わなければならないのですか?
はい、非常に重要です。
一般的な瓦用塗料ではなく、モニエル瓦(乾式洋瓦)の吸い込みに対応した専用の下塗り材を使用しないと、どれほど丁寧に洗浄しても剥離のリスクをゼロにはできません。
私たちは各メーカーの特性を理解した上で、最適な組み合わせを選択しています。
洗浄中に家の中に水が漏れてくる心配はありませんか?
屋根の重なり部分から水が逆流しないよう、洗浄ガンの角度を慎重に調整しながら作業を行います。
通常の雨よりも強い圧力がかかりますが、経験豊富な職人が瓦の状態を見極めながら進めますので、室内への浸水の心配はまずありません。
安曇野市は冬に雪が積もりますが、滑り落ちやすくなりませんか?
塗装をすると表面が滑らかになるため、以前よりは雪が落ちやすくなる傾向があります。
落雪による近隣トラブルや設備の破損が心配な場合は、塗装と併せて雪止め金具の追加設置もご提案可能ですので、お気軽にご相談ください。
以前、別の業者に「瓦は塗らなくていい」と言われたのですが本当ですか?
陶器瓦(和瓦)であればその通りですが、モニエル瓦のようなセメント系の瓦は、塗装による防水保護が不可欠です。
放置すると瓦が水を吸い、凍結による割れや雨漏りを引き起こすため、20年前後での塗り替えが推奨されています。
「外壁だけ綺麗になって屋根が浮いていたのがずっと気になっていました。
洗浄で流れた真っ黒なヘドロを見て、やって良かったと確信しました。これで10年は安心して過ごせます!」
と、職人の作業ぶりにも大変満足していただけました。
安曇野市の今回の現場では、まさに「下地処理こそが全て」というモニエル瓦塗装の真髄を再確認しました。
洗浄だけで丸一日、さらに乾燥に時間をかける工程は、効率重視の業者からは敬遠されることもあります。
しかし、信州の厳しい冬を10回、20回と越えていける屋根を作るためには、この「手間」を省くわけにはいきません。
お客様の目が届かない屋根の上だからこそ、自分たちの良心に恥じない仕事を貫く。それが伊藤住建の誇りです。
安曇野エリアは、冬の朝晩の冷え込みがマイナス10度を下回ることも珍しくありません。
劣化したモニエル瓦が水分を含んだ状態で凍結すると、瓦の内部組織が破壊される「凍害」が起き、表面がポロポロと剥がれ落ちてしまいます。
そうなる前に、強力な洗浄と専用塗料でバリアを張ることは、この地域で家を長持ちさせるための最も賢い防衛策と言えるでしょう。
今回は安曇野市でのモニエル瓦塗装の肝である「高圧洗浄」の重要性をご紹介しました。
屋根の色褪せやコケが気になり始めたら、それは塗装のタイミングを知らせるサインです。
伊藤住建では、モニエル瓦の特性を熟知したプロが、お住まいの現状を無料で診断いたします。
「うちの屋根も塗れるのかな?」と少しでも疑問に思われたら、まずはお気軽に無料点検をご依頼ください。地域の気候に最適なご提案をお約束します。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします
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