安曇野市穂高｜パナホームのコロニアル屋根を点検、塗装では限界と判断しカバー工法をご提案！
更新日：2025年10月30日
そんなお電話をいただいたのは、安曇野市穂高のパナホーム住宅にお住まいのE様からでした。
実際に現場へ伺い屋根に上がってみると、褪色やコケの発生だけでなく、軒先の吸水や壁面の爆裂など、想像以上にダメージが進んでいました。
今回は**「塗装では延命にしかならない」と判断し、金属屋根によるカバー工法**をご提案した実際の点検記録をご紹介します。
しかし表面は塗膜で防水しているため、紫外線や雨風により塗膜が劣化すると、セメントが水を吸って内部から脆くなります。
E様邸の屋根は塗膜が完全に剥離し、手で触れると白い粉（チョーキング）が付く状態でした。
塗装で再び表面を覆っても、基材自体の劣化が進行しているため延命はせいぜい5〜6年。
今回は「根本的な防水機能の回復」を目的に、上から新しい金属屋根を重ねるカバー工法を選択しました。
雨が流れる際に最も水が集中し、風に乗って巻き上がった水滴が裏側まで入り込むこともあります。
E様邸ではこの吸水を長年繰り返した結果、コロニアルの端が剥離し、指で押すと崩れてしまうほどでした。
こうなると塗装では修復不可能で、塗装しても内部の吸水が止まらないため再劣化します。
カバー工法では新しいルーフィング（防水シート）を全面に敷設し、軒先を板金で包み込むため、再発の心配がありません。
安曇野市は標高が高く、日射量が平地よりも強いため、塗膜の劣化スピードも早くなります。
今回の屋根も南面を中心に白化（チョーキング）が広がり、雨水を吸収・乾燥を繰り返していました。
この状態では塗料の密着力が得られず、塗ってもすぐに剥がれてしまう可能性があるため、塗装ではなく根本的なリカバリーが必要と判断しました。
E様邸でも、この換気塔の外壁が爆裂（中からの水分膨張による剥がれ）を起こしていました。
塗装では防げず、ここも金属サイディングを重ね張りして補強する方法をご提案しました。
外観を損なわず、断熱性も向上するため、屋根全体と合わせて長期的に安心できる仕上がりとなります。
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